人工知能と大地震（ないふる）

朝刊に、政府は、人工知能（ＡＩ）にかかわる国家戦略を検討する新たな「戦略会議」を設ける方針を固めた、とありました。(^｡^)

急速に利用が広がる対話型ＡＩ「チャットＧＰＴ」など、ＡＩの課題について、活用や研究開発の促進と、規制強化の両面から議論する見通しだそうです。(^-^)

また、経済産業大臣は、この「チャットGPT」を将来的に国会答弁の作成に活用する可能性について、「プロセスを効率的にするにあたり、将来AIは有力な補助ツールになりうる」と指摘した、とのこと。(^_^)

国会答弁の案を官庁の職員が作成する際、過去の議事録などを参考にする作業の効率化につながるとの考えを示す一方、現時点では「古い情報や誤った情報があるため、まだ使える段階ではない」とも言及されました。(^｡^)

チャットGPTを活用した場合でも、最終的には職員や経産相らによる内容チェックを経るため、国会軽視の指摘はあたらないとしています。(^-^)

☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆

チャットGPTの悪用ケースとして、驚くべき事実がありました。(°▽°)

質問や指示の仕方を工夫し、犯罪などにつながる回答を引き出す手口は「ジェイルブレイク」（脱獄）と呼ばれるそうですが、攻撃者の巧みな問いかけで、チャットＧＰＴはコンピューターウイルスを生成し、個人情報を盗み取るフィッシングメールの文章も示すし、爆発物の作り方も瞬時に答える、、、！(◎_◎;)

ネットの掲示板に記載された指示文をチャットＧＰＴに入力すると、身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」の設計図とみられる「ソースコード」が出力され、このコードを解析用パソコンで試すと、データは暗号化され、使えなくなった、とあります。( ; _ ; )/~~~

チャットＧＰＴは、米新興企業「オープンＡＩ」が開発し、昨年１１月に公開したサービスですが、公開後わずか２か月足らずで、利用者は１億人を突破。(^｡^)

まるで、大地震、地殻変動のように世の中を変えていく人工知能ですが、その行く果てに、人間社会そのものがAIに凌駕されないか、心配になりますね。m(__)m

「人の世にないふる春やGPT」　祖谷馬関

（注）ない［なゐ］【地震】 は、「ふる」「よる」を伴って「地震が起こる」の意に用いる「地盤」「大地」の意味であり、「ないふる」とすることで「地震」となる。