馬関がまだ小学校5、6年生の頃、当時、銭湯通いだったのですが、楽しみだったのが、市場のたまご屋の娘さん、K子ちゃんに出くわすことでした。(^-^)
K子ちゃんは、小学校の同じクラスで、銭湯には、低学年の弟をよく連れて来てました。(^_^)
色白で笑顔の可愛い彼女に惹かれていたんでしょうね、、、まだ恋とも何とも分からないまま、過ごしていましたが。(^。^)
ある日、風呂上がりのK子ちゃんが一人で下駄箱を開けるところに、たまたま馬関少年も男風呂から出て来たのでした。(^-^)
軽く挨拶して二人で銭湯を出たところで、星空を見上げた彼女が、「オリオン座がきれい」と呟いたのでした。(^_^)
その頃、図鑑少年だった馬関は、オリオン座の存在も形も知ってはいましたが、K子ちゃんのしげしげと星空を眺める姿は、殊の外、印象的でした。(^。^)
と、突然K子ちゃんが、「オリオン座って、いつ沈むんかなぁ?」と馬関に尋ねて来たのです。(^-^)
慌てた馬関少年は、「朝になったら沈んでるよ」と当てずっぽうな答え、、、さらに、K子ちゃんから「明日、朝早く此処へ来て見てみようよ!」(^_^)
えーっ!
明日の朝、K子ちゃんと一緒に!
さすが、たまご屋の娘、朝は早起き!
と、どぎまぎしてるうちに、「ごめんね、やっぱりやーめた!」と彼女。!(◎_◎;)
あのキラキラした瞳と星空を見上げる横顔を今も思い出しますが、、、かなり美化されてますよねー!( ; _ ; )/~~~
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
ま、思い出は美し過ぎて、、、それでいいんですけどね!( ^_^)/~~~
「オリオンに願ひし恋や半世紀」 祖谷馬関
(注)オリオンは冬の季語。冬の代表的な星座。ギリシャ神話の狩人をその名とし、大犬座、小犬座を従える。赤色のベテルギウス、青白色のリゲル、二つの1等星を対角に大きな四辺形を形成し、冬、南の空で特に目につく。