そんな人生の悲哀は、決して単純な言葉では言い表わせないものです。( ; _ ; )/~~~
概念的、抽象的な話になってしまいますが、人生は、色彩の濃淡や明暗で塗り尽くされ、ひと時として同じ色合いはなく、変幻を繰り返し、その人においても、また他人との比較においても、それぞれの毎日は異なる様相であるのだ、と思います。(^。^)
今は亡き叔母の人生も、淡い水彩画のような場面もあり、はたまた、鮮やかな油彩で描かれた出来事もあったことでしょう。(^-^)
数え切れないほどの糸で織り成す人生は、山あり谷あり、喜びと悲しみ、幸せと不幸せ、様々な形のコントラストが効いた長き道程に思えます。(^_^)
年老いたその婦人は
一枚の古い絵の様に
出逢いと別れ
「コントラスト」
真夏の打ち水のあとの
真夏の打ち水のあとの
涼しげな坂道を
ゆっくりと下りてゆく
ゆっくりと下りてゆく
小さな丸い背中
年老いたその婦人は
息子を事故で失くして
もう十年になる
彼女を見送る僕の眼に
もう十年になる
彼女を見送る僕の眼に
白いブラウスと黒い日傘
青く青く晴れた空と
青く青く晴れた空と
百日紅の紅い花
一枚の古い絵の様に
色鮮やかに佇む
白と黒、青と紅の
白と黒、青と紅の
コントラストが眩しい
人生のコントラスト
人生のコントラスト
それは白と黒
それとも青と紅
それとも青と紅
いいえ 男と女
出逢いと別れ
そして 誕生と絶命
喜びと悲しみ
喜びと悲しみ
なにもかも コントラスト
混ざり合うことのない
混ざり合うことのない
コントラスト・・・
by 祖谷馬関
◼️YouTubeはこちら↓