不思議な事にHigh level Jokeアンテナに7条撚りリッツ線で巻くとマッチングImpが2kΩ近くなるので、再度ツイスト線で巻いたHigh level Jokeアンテナを作って比較してみた。
【諸元】
7MHz用
放射板直径14cm(材質 銅板)
スパイダーコイルの長さ10m(1/4λ分)
1/4λも巻けば、大体は目的周波数より下で共振するのでカットアンドトライで切り詰めていくか、逆方向に巻いていく。
【マッチングトランス諸元】
フェライトコアは、PC接続用ケーブルと一体化していた規格不明のスリーブコア
一次巻き数7回(コア内7回通過) 二次巻き数17回(コア内17回通過)
巻き数7:17 巻き数比1:2.429 Imp比1:5.898 ∴50Ω:295Ω
これで、R=50Ω、jX=0、SWR=1.0となった。
ツイスト線で巻くと、マッチングImpが300Ω前後になるのに、7条撚りリッツ線だとどうして2kΩ近くになるのか分からない・・・・不思議だ?
アンテナ共振周波数7.065MHz
(コイルを長めにしておき、巻き方向を逆巻きすると共振Fは自在に変更可)
SWR1.5⇔1.5帯域:59kHz(少し狭いかな・・・)
コイルのかたまりみたいなアンテナだから、同じ線で巻いてもコイルの巻き方一つで結構違った値になる。デリケートなアンテナなので、この辺で失敗する人は多いかも知れない。
丁寧に丁寧に巻くことが重要だ。
でも、ツイスト線と7条撚りリッツ線では何か別の違う要因が絡んでいると思うが・・・・なんだろう?
給電は、同軸の途中2か所にCMCを挿入する。
1つ目は、7MHzの場合、ANTから2m~2.5m離れた所。(使用周波数の1/20λ程度離す)
2つ目は、リグ出力コネクタの後。
これで、同軸網線に流れようとする高周波を阻止する。
全体図は、
ツイスト線がマッチングImp300Ω前後で、7条撚りリッツ線が2kΩ近くになるなら、3条撚り、4条撚りと増やしていけばマッチングImpも増えていくのか・・・・・。(-_-;)
なぜだ??そういえば、単線で巻いた時は、たしか200Ω前後だったような(-_-)
スパイダーコイルに巻く素線の数が増えるに従ってマッチングImpが増す原因はなんだろうか。(-_-;)
【追加】18:45
5条撚りのリッツ線を作ってHigh level jokeアンテナに巻いてみた。
マッチングが取れた時の数値 一次巻き数6回、二次巻き数28回
巻き数6:28 巻き数比1:4.667 Imp比1:21.778 ∴50Ω:1089Ω
リッツ線が細くなった分、放射板に重畳する巻き数が増えたのでSWR1.5⇔1.5帯域が160kHzに広くなった。(見込んだコイル長も短かった事もあり、共振Fは8.3Mhzになってしまった)
5条撚りだと、マッチングImpは約1kΩか・・・(-_-;)
やはり、リッツ線の素線数が関係している。なぜ素線数にマッチングImpが関係してくるのか分からない。((+_+))