【発症の翌日(3月12日)、状態に変化なし】
*後脚歩行不全(足肢部分の反射なし、甲が裏返ったまま)、左のほうが弱い?
*痛がる様子はない
*食欲はあり
*深部反射はまだある模様
ステロイドの効果はあまり感じられない。
夕方、病院で診察
先生と相談した内容としては
*相変わらずグレード3~4の間である
*通常、内科治療を行い3日以上状態に好転がない場合は外科治療へ切り替える
*バケットの場合、状態に変化がないので、再度ステロイド注射を行ないもう1日様子を見る
帰宅後、状態に変化なし
*食欲あり
*排便・排尿は座位を維持できないためオムツ装着
※排尿については自立排尿というより、膀胱に溜まりきって垂れ流す感じ、膀胱を圧迫すると大量の排尿
【3日目(3月13日)、朝の状態は変化なし】
勤務だったため、午前中に先生と電話にて会話、内容としては
*通常、発症から3日内科治療を行なえばどちらか変化があるはず(つまり、悪化するか改善するか)。ないということは、このままの治療では改善の可能性は少ない。
*症状発生から3日が経っているので、外科治療に切り替えたほうが良い。
電話にて、外科治療への切り替え説明を受け了承、本日の夕方から入院して手術となる。
夕方、先生より手術の説明を受ける
*現状、腰椎のどの部分が狭窄しているのかレントゲンでは判断できないため、麻酔後に脊椎造影して確認する。(造影剤が通らない場所付近が狭窄している場所である可能性が高い)
*手術としては、特定した場所付近の骨に穴を開け、圧迫している椎間板物質を除去する。
*手術自体は1時間程度だが、造影して場所の特定してからなので、トータル2時間半~3時間程度かかる
手術は病院の診療時間が終わってから行なうので、結果は夜の10時過ぎに連絡するとのコトで帰宅
10時半すぎに電話があり、手術終了の報告を受ける。
詳しい説明は翌日の面会時に聞くこととなった。
【手術翌日(3月14日)】
先生からの説明は以下のとおり
*まず脊椎造影の結果、胸椎の第11~13の間が狭窄箇所であると推測された
*胸椎に穴を開け、脊柱管を観察したところ、椎間板物質とともに黒い血液が出てきた
*おそらく、椎間板物質が突出した際にどこかの血管を傷つけて、脊柱管内に血液が入ったものと考える。椎間板物質とともに血液が脊髄を圧迫していたため、全て取り除いた。(症例としては珍しいとのこと)
*麻酔の離脱も良好で食欲あり
*現在は導尿にて排尿路確保している(主に管理のしやすさのため)
*食欲はあり
食事について確認あり、家では生食であること伝え、病院では難しいので下痢しにくいドライフードを与えてもらうことに
背部に約15cm程度の縦隔切開痕が残る
【手術2日目(3月15日)】
面会時の説明
*まだ足肢の反応に著変ないが、大腿部の感覚が早くも戻る兆しがある。
*介添えで後脚自立可能
*食欲あり
*自力排尿も行い排便も良好である
退院の時期については、火曜日~水曜日には可能であるとのこと
【手術3日目(3月16日)】
先生から、面会前にゲージを見てほしいとのこと。見るとゲージ内で自立あり
*大腿部の麻痺についてはかなり改善されている
*足肢についてはまだ麻痺が強いが、深部痛覚は著明
*足肢が弱いが短い歩行は可能
*食欲あり
*排便・排尿良好(下痢もなし)
通常は手術後1週間でこのレベルなので、回復はかなり早いとのこと
先生との相談の結果、正式に水曜日が退院日となった。
【手術4日目(3月17日)】
面会するも、先日からの変化はほとんどなし
【手術5日目(3月18日)】
退院前に先生と話した内容としては
*今後はリハビリを行なうことになるが、抜糸まではあまり本格的なリハビリは行なわないように
*退院時の処方として、抗生物質と消炎剤を1週間分処方し、食事に添加する栄養補助剤も合わせて処方してもらう
*食生活については、現在の食事のままでよい
*抜歯は述語2週間程度と考える。状態の変化があれば抜糸予定日より前に再診すること
帰宅後の状態について
*部屋内で歩こうとするが、足肢がもつれるため千鳥足。長時間動くと疲れからかハァハァするので、なるべく歩かせないようにする。
*食欲あり、水分接種も良好
*座位の保持が可能となり、自力でトイレにて排便・排尿
*状態観察のため、当分の間は他犬と別で生活させている(人間が居る時は一緒に行動させている)
3月19日(木曜日) 午前9時に記す。