2017年8月7日の夜のことを私はきっと忘れない
嫁から伝えられた事実は私の中のすべてを暗転させるのに十分なインパクトだったから...
少しの希望を抱き、これほど携帯電話の音におびえながら過ごした夜はないというほど不安な夜を過ごして
朝「それ」がやって来た。
嫁は電話の向こうの相手と泣き続けお互いを励ましあった。
2人のかけがえのない共通の友人が旅立った事実は、電話に出ずともわかった。
彼女との出会いはもう何年前だろう...
今だから言うが、第一印象は「とても目が怖い」人だった。
それは友達になっても変わらなかったことを本人には言わず仕舞いだったな...
いなくなって思う、その人はとても真剣な人で友人になってもまっすぐ向き合う人だった。
「友人だから油断するな」緊張感をどこか残した関係... 大人になってできた友人というものはこういうものなのかもしれない
では友人関係はぎこちなかったか... 決してそんなことはなかった。
語らずともわかっている、しょっちゅう会えずともわかっている。
そんな関係なのだと自分では今も思っている。
嫉妬せず、厳しく優しく距離が遠くても静かに友情は続けていてくれる... こんな友達を私は2人しか知らない。
だから... こんなの困るよ
サッと旅立っちゃうなんて... 心配させないように急に居なくなるなんて「らしい」が過ぎるじゃん!
体調悪いって聞いてて心配してて、帰省の時にできれば会いたかったけど調子悪いのにムリさせたらアカン思って会わずに... 手術終わったらいつでも会える思ってたから...
無理してでも会ってればよかった。
会ったら会ったで気持ち引きずるの分かってるけど、でも会えばよかった... ごめん
こんなこと書く必要あんのかって思われるかもしれんけど、いまの気持ちを何かに残さんと前を向かれへん
あなたの事を何かの形で残して今の気持ちをずっと忘れないためには書かずにいられへん
あなたが居なくなったってことはまだ受け入れられへん... たぶん本人も受け入れられへん思う... 早すぎるし残った子たちのことを一番気がかりにする人やから...
最後のお別れできんでゴメンな...
友達でいてくれてアリガトな
今... すぐにはムリやけど、今度会いに行くからな
【追記】
お通夜と告別式には参加できなかった...
とても悔しく悲しかったが、沢山のお友達が見送ってくれたと知ってとても嬉しかった。
さすけとひまわりも長男さんがしっかりと育ててってくれるようで安心している。
こっちの空はどんよりしているけど、関西は晴れで送りだせたようだ。
早く、ちゃんと会いに行きたいな...