№8 一歩前衛に！棘々しく《フィル・ウッズ(as)》

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新グループ発足、ガラッと激変の別世界へ！

力づくの押倒し・スピード狂は姿を消した！
刺々しく・前衛臭い、テーマ＆アドリヴへ！

一句

　“エキサイト　踏み込むメンバ　前衛に”

⑧『ライヴ・アット・モントルー72』(72)
《Live At Montreux 72 Vol.1/Phil Woods》
フィル・ウッズ(as)、ゴードン・ベック(p,ep)、

ロン・マチューソン(b)、ダニエル・ユメール(ds)。
《Phil Woods Blog紹介》

⑥『Alive And Well』(68)　№6 渡欧！天空の竜巻スパイラル《フィル・ウッズ(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

⑦『At The Montreux Jazz F.』(69)　№7 しゃくり上げ！ウッズ節《フィル・ウッズ(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

ウッズの強弱・抑揚の力強さは変わらない。
だが、渡欧68年から４年経ち、メンバは変更。
グループの曲調はガラッと激変。

ピアノとベースが交替しピアノのベックが作曲。
当⑧は全曲ベックのオリジナル。
小利口な高尚な曲創りに様変わり。

以前の力づくのスピード狂は姿を消した。

エキセントリックに棘々しく迫ってくる。
前衛っぽいアドリヴは親近感がもてないが。
A面１曲の長ったらしさは無駄が多過ぎて・・。

　一句

　“エキサイト　踏み込むメンバ　前衛に”

８ビートでエレピが繰出し、もうチープ感丸出し。
新グループは各自の自由度を高めるのが特徴のようだ。
長いアドリヴソロはその現われだろう。

インタープレイに欠け身勝手なパフォーマンス。

アピールだけのライヴとしか思えない。
初期のグループ一丸となったスリリングな演奏が懐かしい。

 

♪～♪ 同一メンバによる別なアルバムです。凄まじい勢いをお楽しみ下さい。