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ジャズピアノ「ドン・フリードマン」のレコード紹介です。♪~♪
ジャズピアノ「ドン・フリードマン」のレコード紹介です。♪~♪
ピアノ1音に「グラジェーション」の色彩!
スイング感&乗り、ジャズの臭いが無い!
「縦・横の糸」音色のアンサンブルを堪能!
「ドン・フリードマン(p)」
今回はドン・フリードマン (p)の紹介、レコード紹介は次回から。
60年代のH.バップ時代から活躍するが、ジャズ「らしくない」人。
その特徴は「ピアノタッチ」で、リリシズムに溢れる。
通常のH.バップ・ピアノは「ト~ン」、音の立上がりが速い。
サトウの切り餅のように、直角に立上がった「音の立上り」。
フリードマンは「トゥト~ン」、まぁ~るく立上がる。
「焼いた」切り餅のように「ま~るく」音が立ち上がる。
叩く音と「奏でる」音の違いか。
叩く音と「奏でる」音の違いか。
ピアノの「音質」を①クラシックと②ジャズに分けると。
①クラシックには、当り前だが譜面がある。
音階は決まってるので、テンポ、強弱・・等にエネルギーを集中。
たった1音に音の「グラジェーション」を描ける。
②ジャズピアノの音。当前、アドリブに譜面が無い。
アドリブの最中は「次の」フレーズ・メロディーを必死で考える。
アドリブの最中は「次の」フレーズ・メロディーを必死で考える。
だから、クラシックのように1音に拘ってられない。
小細工の余裕が無いから、一揆に「ト~ン」鍵盤を叩く。
1音の拘りよりメロディー、リズムの乗り、スイング感が重要。
音の立上りが弱いと、リズムに乗り遅れ、スイング感が失なわれる。
フリードマンは、H.バップのメロディー重視では無い。
1音毎の「グラジェーション」を巧みに操る人。
1音毎の「グラジェーション」を巧みに操る人。
4ビートであっても、ジャズピアノの臭いがしない。
「スイング感」が無い、音の立上りが弱いから「アトノリ」。
シンバルのアタック音の後にピアノの強い音が追っ掛けてくる。
ただ、ベース&ピアノのアンサンブルは絶妙。
「縦&横の糸」に音色を織り交ぜた音の空間は、音のグラジェーションが
創りこむフリードマンの世界といえる。
♪~♪ 音のグラジェーション&ピアノ・ベースのアンサンブルをお楽しみに