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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 ロリンズ風?野暮ながさつ《デクスター・ゴードン(ts)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「デクスター・ゴードン」のレコード紹介です。♪~♪
 
がさつで、暮ったい風のS.ロリンズ?
大きなうねりが押寄せ、おらかに!
中療養リハビリ、ブロウで一発!
 
ロリンズ似で一句
 “うねり寄せ さつオヤジは ロリンズ似”

①『ブロウ・ホット・アンド・クール』(55)
《Blows Hot And Cool/Dexter Gordon》
デクスター・ゴードン(ts)、リロイ・ヴィネガー(b)、
カール・パーキンス(p)、チャック・トンプソン(ds)、
ジミー・ロビンソン(tp)。

このオッサン、ソニー・リンズに似てる?
がさつで、野暮ったい風のロリンズ?
ざっくりと思うが、業界の有名人ではある。
 
楽器を抱え・片手に煙草、のジャケット。
「もくもく」と空間に浸みる煙。
肩は落ち、「るさ」で落ちる眼つき。

何ともジャズらしい「るく」粋なジャケ。
だが、演奏は「だるさ」を見せない。
太く堂々と・おおらかにテナーが鳴る。

無限を思わせるフレーズが延々とき続け。
大きなうねり・波が、押し寄せるように。
がさつに・朗々とアドリヴが続く。
 
 ロリンズ似で一句
 “うねり寄せ さつオヤジは ロリンズ似”

ウェスト・コーストのサイドメン。
だからか、っさり・淡々のグループ。
その中で、濃厚骨どっしりゴードンが際立つ。
あっさり中華風鶏ガラ・サイドメンとのコントラストが面白い。

50年代のリーダ作は数枚しかない。
中療養・リハビリの空白期間がたびたび。
本腰入れて活躍するのは60年代のBlue Note時代。

そんな人生観で当①を聴けば、有難味も増す。
粗削りだが、放連発のデックスが楽しめます。
 
♪~♪  がさつに、大きなねり・波が押し寄せるプレイをお楽しみ下さい。


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