だらずだらじゃず・本音ジャズ

№4 脱却・大化け!叉、喰われ!《クリフォード・ジョーダン(ts)》

ヒョロ・ポア「アルト臭さ」から却・大化け!
ズ太く迫る・ドスの効いた音の迫感!
だが、ピアノ・ドラムにわれっ放し?!

一句
   “ 迫る音 大けしても まだ勝てぬ ”
④『ファーム・ルーツ』(75)
《Firm Roots/Clifford Jordan》
YouTubeリンク:https://youtu.be/ZtGG8kVVwks?list=OLAK5uy_mrnQuzYskHHX2UjpnzpEUIDhZP-b-SGyM
クリフォード・ジョーダン(ts)、シダー・ウォルトン(p)、
サム・ジョーンズ(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。

これ、4ビート? 8ビート?と、思ってしまうが。 
ヒギンズのスネアドラムは変則8ビートで叩きまくる。
あつかましい程の続打撃音は、脅迫的に迫り狂う。
混沌とした複雑なリズムはグループ全体を牽引する。
 
ウォルトンのピアノが際立っている。
主人公ジョーダンを差し置いて立つのはピアノ。
強靭なタッチでるシングルトーンが重くのしかかる。
ウォルトンはレコード②、③に続いて起用。
よっぽど相性が合うと思ってるんだろうが、完璧に喰われている。

レコード③から14年後の録音。
ジョーダンのテナーは以前の「アルト臭さ」から却。
力強く・硬く・勢いのある音に大変身。
特に中音域のズ太く迫ってくる音は、ドスの効いた脅迫感がある。
 
一句
   “ 迫る音 大けしても まだ勝てぬ ”
多くのレコードを録音しているが、①~③は弱々しさを感じる。
当アルバムのように70年代モノに聴きえがある。

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