だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 広島・福岡原産うどん風ジャズギター《ピーター・リーチ(g)》

広島・福岡原産どん風・・ソフト・トーン!
「うどん」をリコギ棒で叩きのめすヘヴィー・ドラム!
ワトソンとのデュオ、別次元の「質」な世界へ!
一句
   “ 柔かさ 強さと掛け合い 次元へ ”
①『ポートレイツ・アンド・デェディケイションズ』(88)
《Portraits And Dedications/Peter Leitch》
YouTubeリンク:https://youtu.be/kZ-p8WUhbkY?list=OLAK5uy_nSVelVReEzuM60mLdlCaphqjCJP5jDmPc》
ピーター・リーチ(g)、ボビー・ワトソン(as)、レイ・ドラモンド(b)、
ジェイムス・ウイリアムス(p)、マーヴィン・スミッティー・スミス(ds)、
ジェッド・レヴィー(afl)。

このギターの音、「びたうどんorコシのないうどん」のような。
「低級うどんのギター」と馬鹿にしている訳では無い。
広島・福岡原産うどん風で、フトであると言いたい。

こもった音、ボワッとしたギターの音、という表現が正しいのか。
こんなギターのバックで超ヴィーに叩きまくるドラムがアンマッチ。
「のびたうどん」をスリコギ棒で叩きのめしている。
そんなヘヴィー・ドラム。
ギターバックのドラムなら気味良く・切れのイイ・ドラムが欲しい。
例えば、バーニー・ケッセル&シェリーマン(ポール・ウイナーズ)のように。

リーチはカナダ人でナダで活躍、初リーダ作は81年。
90年からコンコード・レーベルに移籍し、本格的にUSレコードデビュー。
88年録音の当レコードはカナダで活躍中の作品となる。
US以外のカナダ・EU等のギタリストがUSで活躍する方は非常に珍しい。
これを買った当初の狙いは、アルトのB.ワトソン。

ワトソンとのデュオ(2曲)が中々イイ。
従来の強さから優しさ・細さのワトソンへ。
まさしく別人の如く、時に荒々しくギターと協調する。
優しく・柔軟なリーチとワトソンの別次元の世界、
質」な演奏といえる。

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