(続)№2 絵の具、ぶち蒔けドラム《(伊)クラウディオ・ファソリ(ts)》

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　ジャズサックス「クラウディオ・ファソリ」のレコード紹介です。♪～♪
 

 D.ユメール、絵の具を空間にぶち蒔ける！

ピアノレスの虚空間、ドラムが放つ色彩！

抽象的迷彩色、魅惑のハイテンションに！

一句

　“空間に　絵の具ぶち撒け　ドラミング”

②『ウェルカム』(86)　　

《Welcome/Claudio Fasoli》
クラウディオ・ファソリ(ts,ss)、ケニー・ホィーラー(tp,flh)、

J-F ジェニー・クラーク(b)、ダニエル・ユメール(ds)。
《Claudio Fasoli Blog紹介》

①『Lido』(83)　№1　ジャズはドラムで聴く《(伊)クラウディオ・ファソリ(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

《ダニエル・ユメール(ds)/Phil Woods Blog紹介》

⑥『Alive And Well』(68)　№6 渡欧！天空の竜巻スパイラル《フィル・ウッズ(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

ジャケットの画、何だろうか？
鳥の口ばし？魚の頭と骨？のような。
ドラムのユメールが描いた画だ。
ユメールは個展を開くほどの画才がある。

ユメールのドラムは、まさしく抽象画。

当②はそのセンス、そのまんまのプレイ。
アルバムの主役は、まさしくユメール。

ピアノレスの虚空間を色彩豊かに放つ。

尚且つ、テンションを高めるユメール。

ユメールの大ファンになったアルバムは。

P.ウッズのヨーロピアン・リズムマシーン。
当時フリー系のドラマーで発掘されたユメールだった。

絵の具をキャンパスにぶち蒔ける。

ドラムの音で空間を色づけるように。
ジャケットの抽象画を手にし、ユメールのドラムを聴く。
そんな想いを込めた１枚である。　

ファソーリのオリジナルで、組曲仕立ての創り。
変化に富んだ曲調で、迷彩色に惑わされる。
肌に合わない曲が多いが、推しの１曲は「Invisible Sound」。

　一句

　“空間に　絵の具ぶち撒く　ドラミング”

ホィーラーのラッパに驚いた。
いつもは、ECMレーベルでのクリアトーン。

この透き通った音が嫌いなんだが。

当②では切れ味良く・実の詰まった音で空間を切り刻む。
ハイテンションの連続、インタープレイに驚くばかりだ。
 

♪～♪ 　ユメールの抽象画、そんなドラミングに注目しお楽しみ下さい。