だらずだらじゃず・本音ジャズ

№9 「Blue Note」が音楽観を変えた?!《ボビー・ワトソン(as)》

伊「Red Record」から「Blue Note」へ!
太く・力強く・々としたサマが頼もしい!
5年間の歳月!何が楽観を変えた?!
⑨『ノー・クエッション・アバウト・イッツ』(88)
《No Question About It/Bobby Watson(as)》
ボビー・ワトソン(as)、フランク・レイシー(tb)、ロイ・ハーグローヴ(tp)、
ジョン・ヒックス(p)、カーティス・ランディー(b)、
ヴィクター・ルイスorケニー・ワシントン(ds)。

⑧から2年後の録音、所属レーベルが変わった。
⑥~⑧は伊「Red Record」レーベル、この⑨は「Blue Note」。
「Red~」の録音はドラムが「バチャ・バチャ」と聴き取りづらかった。
「Blue Note」は
コースティックで明瞭な録音が中々イイ。
以前は1ホーンだったが、やっぱBlue Noteではコダワリの2ホーン。

ワトソンの演奏も随分変わった。
⑧では、若干細身の音でフリーキーに叫び、吠えた。
今回はハードバップ・真ん中のスタイル。
音質も太く・強く・高域で吠えたりしない。
男らしく々とメロディーを奏でるサマは頼もしさがある。

ハーグローヴの起用が嬉しい。
A#1 ワトソンとの競演は、グイグイとノセる2人の勢いがたまらない。
80年代ハードバップ高の演奏を聴かす。

レコード・レーベルが変われば、音楽観が変化するのか。
約5年間の歳月が8ビート・fusionからハードバップ・ド・真ん中の王道へ。
このレコードはワトソン高の出来を聴かせる。
 

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