だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 奇人変人・妙竹林集団ジャズ《アンドリュー・ヒル(p)》

奇人変人・竹林集団・ジャズグループ!
この中で、誰が?抜きん出る?立つか??
妙竹林グループをまともに・引するのは??
①『ポイント・オブ・デパーチチャ』(64)
《Point Of Departure/Andrew Hill》
アンドリュー・ヒル(p)、ケニー・ドーハム(tp)、
エリック・ドルフィー(as・etc),ジョー・ヘンダーソン(ts)、
リチャード・デビス(b)、トニー・ウイリアムス(ds)。
YouTubeリンク》
メロディーの無いッチャカ・メッチャカのテーマが多い。
3ホーンのテーマは、不気味・異様だが迫力は凄まじい。

ヒルに続くドルフィーのアドリヴが最高!
ヒルのアドリブはドルフィーへのお膳立て。
ドルフィーが目立つ、まさしく主人公。
ヒルのブロックコードは「ガ~ン」と一発、協和音の連続。
その余韻がやるせない程「気味・不安定」な不協和音。
それが、ドルフィーに向けた最高の舞台を作っている。

J.ヘンダーソン(ジョー変)にも期待したが、ドルフィーにお株を取られた。
冴えが無い・吹き切ってない・あつかましいワメキ音が無い。

当録音の前年(63)、
ジョー変・リーダ『アワ・シング』がある。
メンバは同じくA.ヒル(p)、K.ドーハム(tp)が加入。
ジョー変が主人公だとヒルのピリ辛・香辛料の刺激はベストマッチ。
ジョー変が一揆に立つ存在に。
ヒルがリーダでウエイトが高いと、ジョー変の音では物足らない。
ヒルが脇役に回る方がアルバムの出来はよりベストに。

素晴らしいのはT.ウイリアムスのドラム。
妙竹林なヒルのバックに、を合た左手のオカズ&シンバル・レガート。
そして、変化に富むフロント陣へのインタープレイ。
その基本は、ウィリアムスの刻みなビートが牽引役を担っているから。

ドルフィーのアルトが吠える!まさしく「のいななき」。
残念だが、バスクラでは
いつもの「のいななき」が登場しない。
ドルフィーは当録音の64年に他界。
狂った連中の中でも一際目立ち、
リーダを喰ったE.ドルフィー。
このレコードが期!残念でならない。


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