だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 脇役は??頓着せず「我道」を!!《マリオン・ブラウン(as)》

脇役は統派?!
だが、リズム・ラバラ・フリージャズ!
バックが何しようが頓着せず「道」を行く!
一句
“ のめり込み 吹くだけ吹いたら あとは視 ”
『ソウル・アイズ』(78)
《Soul Eyes/Marion Brown》
マリオン・ブラウン(as)、ケニー・バロン(p)、セシル・マクビー(b)、
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。
YouTubeリンク》
レコード①から11年後の録音。
①はフリージャズで「吟」の世界に没入し、この②は普通の4ビートへ。
「天空」の方が「平地」に降りてきたような。
「詩吟」から「謡歌手」へ、ってな感じか。

①と②、音の根源に共通したものを感じる。
格好付けづに自然体の音、単なる4ビートにのったアドリヴ。
だが、情感を込めた「人のび」の如く、サックスが吠える。
カリプソの曲であっても陽気では無い、痛を帯びた表現をする。

有名曲「ブルー・モンク」、何を想ってこんな音を出すのか?
異常気質・ったような音は、「のめり込んで」しまう不思議な力がある。

バックのピアノトリオは統派のジャズ。
①のピアノレス・トリオはリズム・バラバラのやり放題。
結局、バックが何しょうが、関係無しに吹きたいようにやってる。
周囲に頓着しない「道を行く」スタイルのブラウン。これも叉、面白い。

一句 “ 我道を 俺にけと のめり込む ”

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