だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 西海岸の真ッ当派《ボビー・シュー(tp)》

自然体の々しさが吹き抜ける。
西海岸弱派ジャズの中に、
清々しい「ワースポット」を見出す。
①『クラス・リユニオン』(80)
《Class Reunion/Bobby Shew(tp)》
ボビー・シュー(tp)、ゴードン・ブリスカー(ts)、ビル・メイズ(p)、
ボブ・マグナッソン(b)、スティーブ・スケファー(ds)。

ジャズを大ナタで割ると、軟弱派or硬強派に分けれるか。
シューは弱タイプ、軟弱派ジャズが嫌いで西海岸活躍の人に多い。
楽器は特にフリューゲル・ホーン&フルートが肌に合わない。

シューのトランペットはッ当派・正統派ジャズ。
ハイテンポのハイトーンでは勝負しない。
ミディアムテンポで太く・ックリ聴かす。
こんな真ッ当派が大好きなんだが、どうもこのレコードは肌に合わない。
エレピやらフルートを入れ、チンタラ雰囲気のボサノバリズム。
嫌になってしまう。まともに、西海岸ので迫るのは2曲だけ。

退屈な曲に挟まれたこの2曲は黄金の如く光る。
キレのイイ・リズムでよく唄うフレーズが何て心地良いか。
肩に力を入れない自然体の「ボビー・シュー」。
大嫌いな軟弱派の中に「ワースポット」を見出した。
勢い、熱血、迫力の隙間を縫ったボビー・シューにハマッた。
やっぱ、西海岸のジャズマンは油濃さが無く、清々しくさせてくれる。
焼肉ホルモンの後には「ュー」クリームを止め、ヨーグルトの清々しさを。


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