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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 がさつに放つ、ロングトーン《ルドルフ・ジョンソン(ts)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ルドルフ・ジョンソン」のレコード紹介です。♪~♪ 
 
やっとゲット、ピリッチャル系ジョンソン。
ただ、J.ヘンダーソン「軟」版とでも・・。
裏切らないのは、生的「がさつ」感。
 
一句
 “魂の さつに放つ ロングトーン”

①-1『タイム・アンド・スペイス』(76)
《Time And Space/Rudolph Johnson》
ルドルフ・ジョンソン(ts)、カーク・ライトシー(p)
ケント・ブリンクレー(b)、ダグラス・サイズ(ds)。


①-2 Ovationレーベル(OV1805 ’22Reissue)
 
《Kirk Lightsey Blog紹介》

《Joe Henderson Blog紹介》

この方、結構マイナーな存在だとは思うが。
私は、ピリッチャル系のジョンソンが好きだ。
中古レコードが手に入らなくて右往左往・・。
リイシュー盤が発売となり、やっとゲットした。

やっとこさの一枚だが、期待は大れ。
まぁ~しょうがないか、と思いつつ・・。

この頃のジョンソンは、ごった煮の何でも屋。
ロックやらブルース臭いものやら、何でも・・。
当①は、8ビートで創り上げたジャズもの。

スピリッチャルな香りは、余り感じられない。
裏切らなかったのは、唯一無比の「さつ」感。
太く・大胆に、野生的に鳴りっ放す。

ロックっぽいもの、砕けたボサノヴァ等・・。
こんなのが、どうもっぽくて許せない。
ただ、4ビートのジョンソンは「ぼちぼち」いける。
 
ジョー・ヘンダーソン(ts)の「軟弱」仕上げ。
とでも、言おうか・・・。
抜なフレーズは楽しめるが、強さがない。

快な強さで吹き放つ一曲は。
「The Highest Pleasure」。

この曲は、底力ある勢い&うねりで攻める。
単調なロングトーンで構成したフレーズだが。
吹き抜く強引な力技が、信の塊りを魅せる。
 
 一句
 “魂の さつに放つ ロングトーン”

ロングトーンをぶった切るドラムであれば・・。
もっと強弱を、波打つ抑揚感を演出して欲しい。
どうもしても「だらら」感が払拭できない。
 
♪~♪  単調なロングトーンですが、吹き抜く引な力技をお聴き下さい。

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