JDS日本ダウン症協会 大阪支部からのお知らせ

JDS大阪支部の公式サイトもご覧下さい。
https://www.jdsosaka.com/

『ダウン症の日写真展』ご来場ありがとうございました

2012年03月25日 | 写真展
梅田スカイビル「空中庭園展望台ギャラリー」で行われていた
『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』
(主催=日本ダウン症協会大阪支部)が、
きょう3月25日(日)閉幕しました。
主催者の予想を超える来場者が、
展示された103点の写真に見入っていました。



昨年についで2回目の開催となった
『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』。
ことしは、国連の国際デーとなって初めての
世界ダウン症の日となっただけに、関心が集まりました。

写真の応募参加も、昨年の66点から103点に増加。
また受け付けの芳名録には
300人を超える訪問者の名前が残されていました。
最終日まで観覧者が途絶えることなく、
主催者の予想を超える来場者でした。

会場を訪れた人からは、
「レスリングやドラム演奏の写真を見て、ダウン症の人たちの幅広い活動に驚いた」、
「マラソンの最後尾で楽しそうに走る姿におもわず応援してしまった」、
「きょうだいと笑顔でフレームに収まる写真はほほえましい」
などの声が聞かれました。



受付では、ダウン症についての相談や、
親の会についての問い合わせも寄せられ、
主催の日本ダウン症協会大阪支部役員が答えていました。

写真展示のパネルは、今年は写真を引き立たせる黒に。
その吊りワイヤーには、
さをり織りの色とりどりの生地がディスプレーされ、
会場を彩りました。
昨年に引きつづき、
さをりひろばのダウン症の織り手たちが、
この写真展のために織った作品です。

また、パネルには
四葉のクローバーのナンバリングなどのデザインが施されました。
こうした部分には、bochi bochiの会の協力がありました。

多くの皆さんの
ご協力、ご来場
ありがとうございました!


ご来場御礼
日本ダウン症協会大阪支部・玉井浩支部長


今年は3月21日を、
国連国際デー「世界ダウン症の日」として迎え、
写真展を多くの皆様にご覧いただくことができました。
1枚1枚の写真の中の
ダウン症の人の姿を見ていただくことで、
障がいのある人たちにとっての“優しい社会”とは何かを
考えていただくことができたのではないでしょうか。
ご協力くださった空中庭園展望台、
bochi bochiの会、さをりひろばのみなさまをはじめ、
後援いただいたみなさま、
そしてご来場いただいたみなさまに、
心より感謝いたします。


(写真は撤収作業)

朝日新聞「生活面」で『ダウン症の日写真展』紹介

2012年03月21日 | 写真展
『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』について
けさの朝日新聞(3月21日(水)付の朝刊)
大阪本社版の「生活面」に記事が掲載されました。
読売新聞と同じく、この面は
西日本一円(近畿、山口を除く中国、四国と、北陸や三重の一部)
に掲載されます。

写真も豊富で、「人」にスポットを当てた構成です。
写真展とともに他の催事もあわせて紹介されています。


JDSがアピール「新しい法制度に意思決定支援を」

2012年03月20日 | JDSの動き
『世界ダウン症の日写真展』が行われている
大阪・梅田スカイビルの会場では、
3月20日午後、
世界ダウン症の日を記念する式典と
ミニコンサートが行われました。

演奏に先立ち、JDS日本ダウン症協会大阪支部の玉井浩支部長が、
開会のあいさつにたち、
JDSからのアピール
「だれもがその人らしく、安心して暮らしていける社会に」を紹介しました。



障害者基本法が改正され、
自立支援法に代わる立法作業の努力が続けられるなかで、
ダウン症児者にとって、
特に必要と考えることが書かれたアピール文が、
会場に配られました。

このアピール文は
東京や奈良の「世界ダウン症の日」行事でも
発表されました。

その全文を掲載します。

日本ダウン症協会からのアピール
「だれもがその人らしく、安心して暮らしていける社会に」


3月21日「世界ダウン症の日」が
国連によって正式に認定されたことを、
皆様ととも に心から喜びたいと思います。

私たちは、ここに、ダウン症のあるすべての人が、
その人らしく、安心して、普通の暮らしができる社会を
実現するという願いを新たにしました。

「世界ダウン症の日」が、この願いを共にし、
そのために行動する人々をつなぎ、
その輪を広げていくシンボルとなることを望みます。

そして、3月21日という日が、
近い将来、この願いが実現したことを記念する日となることを目指して、
みんなで一緒に前へ進んでいきたいと思います。

新しい障がい者法制度への期待

障がい者にかかわる法制度は
大きな変革の時を迎えています。
障害者基本法が改正され、
現在は自立支援法に代わる立法作業の努力が続けられています。
これにかかわる
すべての政府関係者、政党、障がい者団体の皆様方の努力に対し、
心からの感謝と連帯の気持ちを表明します。
私たちは、新しい法制度が、すべての障がい者が、
その人らしく、安心して、普通に暮らしていける
社会をつくりあげていく礎となるように、
大きな期待と希望をもって見守っています。

以下、ダウン症のある人にとって、特に必要と考えることを述べます。

1.意思決定支援の重要性について

(1)個人の尊重

“その人らしく”暮らしていくということは、
障がいの有無にかかわらず、
その人個人が尊重されるということです。
個人が尊重されるためには、
その人の意思が尊重されることが不可欠です。
しかし、現状は、残念ながら、彼ら・彼女らの
意思が十分に尊重されているとは言えません。


(2)意思決定支援の重要性

ダウン症のある人の中には、
意思決定の前提となる情報や知識を
十分に得ることが難しい人がいます。
また、決定した意思を伝えることが
得意ではない人も多くいます。
ダウン症のある人が
個人として尊重され、
“その人らしく”暮らしていくためには、
教育、就労、生活といった各場面での
具体的な支援が必要です。
しかし、それだけではなく、
具体的な支援を受ける前提として、
どこで、だれと、どのような暮らしをしたいのかといった、
その人本人の意思の決定に支援が必要です。
本人の意思決定の前提となる情報や知識を補い、
本人の意思を汲み取る支援です。
意思決定に支援が必要なことが理解され、
十分な支援がなされる体制が構築されるよう求めます。


2.具体的支援についての要望

(1) 教育について:インクルーシブ教育の実現と通常学級への支援

ダウン症のある人が
“その人らしく”“普通の暮らし”をしていくために、
教育の果たす役割は重要です。
障害者権利条約第24条は、
締約国は、
「障害者が、他の者と平等に、
自己の生活する地域社会において、包容され、質が高く、
かつ、無償の初等教育の機会及び中等教育の機会を与えられること」を
確保しなければならないと定めています。
しかしながら、障害者基本法では、
「可能な限り障害者である児童及び生徒が
障害者でない児童及び生徒と共に教育を受けられるよう配慮する」
と定められており、
日本では障害者権利条約が求めている
インクルーシブな教育が保障されているとは言い難い状況です。
就学先の決定は、
本人・保護者の意思に反しないことを原則とし、
通常学級に進学した場合でも、
合理的配慮や必要な支援がなされることを求めます。


(2) 就労について:職場での配慮とジョブコーチの充実

ダウン症のある人の多くは、
働きたいと思っています。
ところが、意思の疎通がうまく図れず
人間関係でつまずく場合もあります。
職場における環境への配慮と、
ジョブコーチの充実を望みます。


(3)生活について:生活の場と支援のネットワークの充実

ダウン症のある人が、
どこで、だれと生活するかということは、
大変重要な問題です。
ダウン症のある人が“その人らしく”“安心して”“普通の暮らし”を
していけるような生活の場と、
それを本人が選択できるように意思決定を支援してくれる専門家、
そして毎日の生活の中で
共に考え受け止めてくれる友人のような身近な支援者が必要です。
本人と家族の希望や状況に応じて選択できる
生活の場と支援のネットワークの充実を求めます。

よりよい明日のために、みんなで一緒に前へ進んでいきましょう!

2012年3月20日
参加者一同

ダウン症の日写真展会場でミニコンサート開催!

2012年03月20日 | 写真展
梅田スカイビル「空中庭園展望台ギャラリー」で開催されている
『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』の会場で、
きょう3月20日午後、ミニコンサートが行われました。
およそ110人の観客が会場を訪れました。

繊細なヘルマンハープの音色「アルペジオ・ジャパン」

コンサートでは、ヘルマンハープのグループ「アルペジオ・ジャパン」が、
繊細な音色を披露しました。
「アルペジオ・ジャパン」の6人は、全員ダウン症のハーピスト。
2007年3月から、ヘルマンハープ教室の
山凬和子講師のもとで腕を磨いてきました。
2012年2月に、産経新聞厚生文化事業団の福祉賞を受賞しました。

<演奏曲目>
「ぞうさん」「大きな栗の木の下で」「きらきら星」「見上げてごらん夜の星を」


「キンキ雑楽団」は陽気なパフォーミングアート

「キンキ雑楽団」は、陽気な民族音楽のリズムで会場を魅了しました。
1998年のアートパラリンピック長野のステージのため、
さをり織りで出会った障がいのある仲間と
ミュージシャンンが集まって結成しました。
それぞれが自立して好きな時に集まる
不思議で楽しいパフォーミングアート集団です。
2010年 大阪府障害者芸術コンテスト音楽部門パフォーマンス知事賞受賞。
2011年4月にCD「いっしょにいることが」をリリース。
今年4月にもCDを出します。

<演奏曲目>
「村祭り花祭り」「いっしょにいることが」「手のひらを太陽に」「おはよう ボンジュール ハロー」

協力や後援の各団体からもメッセージ

後援の大阪ダウン症親の連絡会[DS大阪]安田裕治副会長は
「きょうは2つの楽団がみなさんを癒してくれるでしょう」とあいさつ。


写真展のディスプレイにさをりの生地を提供した
NPO法人「さをりひろば」の城哲也事務局長は、
「織物でも音楽パフォーマンスでも、
ダウン症の人たちにはすごくいやされます。
展示されている写真からはパワーをもらえます」とスピーチしました。


演奏会に協力する
へルマン・フェー・ジャパンの梶原彰代表取締役は、
「1987年にドイツの農場主のヘルマン・フェーさんが、
ダウン症の次男のアンドレアス・フェーさんのために開発した楽器です。
日本には紹介されて9年目になります」と解説しました。


写真展の開催に協力した「bochi bochiの会」からもメッセージが。
2009年より、年に一度の写真展
「ぼちぼちいこか、いっしょにね」を開催している同会は、
この『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』に
写真出品で協力。ディスプレイについてもアドバイスしています。


会場は100人を超える観客でいっぱい。
ステージサイドでは、さをり織りなどの物販も行われ、
多くの来場者が小物などを手に取って購入していました。

開幕しました!『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』

2012年03月17日 | 写真展
国連の国際デーに、今年正式に認定された「世界ダウン症の日(3月21日)」。
『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』が、
きょう3月17日(土)から始まりました。



25日(日)まで、
梅田スカイビル「空中庭園展望台ギャラリー」で開催されています。

ダウン症児者本人の、日常のいきいきした表情を
是非ご覧下さい。


《開催にあたって》
財団法人日本ダウン症協会 大阪支部 支部長 
大阪医科大学小児科教授 玉井 浩

今年は3月21日を、
国連国際デー「世界ダウン症の日」として迎えることになりました。
ダウン症の人々は発達の遅れや合併症などのため、
自分の意見がうまく表現できないことが多いのです。
でも、この写真展の会場で、
すばらしい笑顔や頑張っている姿を見ていただくと、
障がいのある人たちにとっての“優しい社会”を
みんなで築いていこうという、
国際デーに制定された意味が
伝わってくると思います。
そして、そうした社会の実現が
一日でも早く来ることを祈っています。
去年につづいて2回目となる写真展開催にあたって、
ご協力くださった空中庭園展望台、
bochi-bochiの会、さをりひろばのみなさまをはじめ、
後援いただいたみなさま、
そしてご来場いただいたみなさまに、
心より感謝いたします。


《世界ダウン症の日 写真展in大阪》
■写真展概要■

●日時 2012年3月17日(土)~25日(日)10:00~18:00(最終日は16:00まで)

●場所 梅田スカイビル、40階「空中庭園展望台ギャラリー」(大阪市北区大淀中1-1-88、http://www.skybldg.co.jp/skybldg/
)
[地図]

●アクセス JR「大阪」、地下鉄・阪神・阪急「梅田」下車徒歩約10分。

●主催 JDS日本ダウン症協会 大阪支部
●特別協力 空中庭園展望台
●協力 bochi-bochiの会、NPO法人さをりひろば。

●後援 大阪府、大阪市、堺市、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、堺市教育委員会、日本ダウン症協会和歌山支部・奈良支部・奈良北支部、大阪ダウン症親の連絡会、近畿手をつなぐ育成会連絡協議会、大阪府社会福祉協議会、大阪市社会福祉協議会、NPO法人トゥギャザー、子供の城協会、NPO法人トイボックス、日本ヘルマンハープ協会 ほか
●入場料金 観覧は無料ですが、空中庭園展望台への入場料金が必要です。障がい者手帳で割引があります。
●問い合わせ先(財)日本ダウン症協会 大阪支部事務局 大阪市住之江区粉浜3-7-7、電話090-8129-1201、メールjds.osk@gmail.com。


(写真展2012バナー)

『世界ダウン症の日写真展』会場を設営

2012年03月16日 | 写真展
あす3月17日(土)から
梅田スカイビル「空中庭園展望台ギャラリー」で始まる
『世界ダウン症の日写真展』の
会場設営が行われました。



さをりひろばの皆さんもかけつけ
ディスプレイに協力してくださいました。

またbochi bochiの会のみなさんも
ディスプレイのデザインについて
アドバイスを下さいました。
ありがとうございます。

いよいよあす
午前10時開幕です!

時事通信が『ダウン症の日写真展』の記事を配信しました

2012年03月16日 | 写真展
時事通信がきょう3月16日
『ダウン症の日写真展』の記事を配信しました。

時事通信のサイト
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012031600050
で読むことができます。

パネル展の準備作業の現場に
記者さんが取材に来てくれました。
作業の写真付きです。




読売新聞「くらし面」で『ダウン症の日写真展』紹介

2012年03月13日 | 写真展
読売新聞 大阪本社版の
3月13日(火)付朝刊「くらし面」に
記事が掲載されました。

さまざまな関連イベントも
紹介してくれました。

近畿地方だけでなく
四国地方や
中国地方、中部北陸の一部でも
掲載されています。




『世界ダウン症の日写真展』のパネルを制作

2012年03月10日 | 写真展
大阪支部の役員で
3月17日(土)から25日(日)まで
梅田スカイビル「空中庭園展望台ギャラリー」で
行われる写真展の
パネル作成を行いました。

今年は黒いパネルに写真を貼って
きりっとしたディスプレイになります。
ご期待ください。


『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』の案内を送付

2012年03月05日 | 写真展
『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』は
いよいよ3月17日(土)から
梅田スカイビル「空中庭園展望台ギャラリー」で
始まります。

きょうの支部ミーティングでは、
JDS大阪支部の会員のみなさんに
案内のフライヤー(チラシ)を
送る準備をしました。

封筒には、写真展のご案内とともに
4月15日(日)に
弁天町の大阪市港区民センターで行う
2012年度総会と勉強会のご案内も
同封しています。