JDS日本ダウン症協会 大阪支部からのお知らせ

JDS大阪支部の公式サイトもご覧下さい。
https://www.jdsosaka.com/

盛況でした JDS大阪支部勉強会   「グループ(ケア)ホームのいま」

2012年04月15日 | 勉強会/講演会
4月15日、大阪市港区民センターで
日本ダウン症協会大阪支部の第6回総会に続いて
JDS大阪支部の勉強会
「グループ(ケア)ホームのいま」が開催されました。

64人(うち当事者14人)が来場し
会場は満員になりました。



堺市の出海優さんのお母さん・朋子さんは、
入居したことで生活のリズムも
取り戻した体験などを話されました。



堺市の菅原和也さん(25)も
ホームでの暮らしが楽しいと言います。



お母さんの修子さん、バックアップ職員の松永義勝さんとともに
ホームでの生活を楽しく語りました。
仕事のあと週に2回水泳に通うなど、
余暇を楽しんでます。
作ってもらう食事もおいしいと満足そう。
写真は、ホームの部屋でくつろぐ菅原さん。



※詳細記事は後日掲載します。





JDS大阪支部総会が開催されました

2012年04月15日 | 年度総会
4月15日、大阪市港区民センターで
日本ダウン症協会大阪支部の第6回総会が開かれました。
2011年度の活動報告、収支報告、
12年度の活動計画案、予算案が拍手で承認されました。

出席22人、委任82人で、総会は成立。
議長に会員の安田裕治さんを選んで開会しました。


(写真=議長の安田裕治さん)

まず、玉井浩支部長があいさつにたち、
「第6回の設立総会を開くことができました
。自立支援法に代わる新しい法案が成立しようとしています。
ダウン症をはじめ知的障がいを持つ人をとりまく私たちは
意識を共有しておく必要があります」と述べました。


(写真=あいさつにたつ玉井浩支部長)

続いて、支部長が2011年度の活動を報告。
勉強会、セミナー、写真展などの1年間の実績が報告されました。

≪2011年度活動報告≫
 4月24日 
  第5回支部総会
 6月9日
  11月セミナー準備のための役員勉強会
 6月17日~19日
  遺伝医学合同学術集会にブース出展(京都大学)
 7月17日
  講演会「障害者総合福祉法はどこまで進んでいるのか?」
   (エル・大阪)
 7月24日
  講演会&意見交換会<DS大阪と共同主催>
   「知的障がい者の支援について何が検討されているのか」
   (大阪市立中央区民センター)
 11月20日
  セミナー「障害者総合福祉法が私たちにもたらすもの」
   (大阪市立住まい情報センター)
 3月17日~25日 
  『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』主催
   (梅田スカイビル 空中庭園ギャラリー)

このあと、年度会計報告、監査報告も行われ、
拍手で収支報告が承認されました。

2012年度の活動計画案では、
4月中を予定しているホームページのリニューアル案と、
6月に障害者総合支援法に関する研修会の実施が
提案されました。
秋ごろにはセミナーを予定、本人交流会を復活させることも
検討していることが報告されました。

また、『世界ダウン症の日写真展 in 大阪』も継続の方針が示され、
2012年度予算案ととも拍手で承認されました。
田中正廣副支部長からは、写真展については、
会計に負担をかけない方向で運営をしていくことが示され、
冠木克彦監事からは支部組織の強化が大切だと発言がありました。


(写真=発言する田中正廣副支部長)

最後に9人の役員が拍手で承認され閉会しました。

 ≪2012年度役員≫
 支部長 玉井浩
 副支部長 田中正廣
 総務 保坂規子
 書記 伊藤滋夫
 会計 石川まりこ
 広報 住田功一
 監事 冠木克彦
 監事 藤原由親
 相談役 八木晴子

4月15日に「年度総会」と「グループホーム勉強会」を行います

2012年04月07日 | 勉強会/講演会
4月15日(日)午後、
JDS日本ダウン症協会大阪支部の
2012年度総会と勉強会が開催されます。

勉強会「グループ(ケア)ホームのいま」では
利用者本人と保護者の話があります。
支援者の立場からも
事業所の職員にその実情や実態を聞きます。
参加費は無料。
勉強会はJDS会員外の人も参加できます。
問い合わせはJDS大阪支部。
電話090-8129-1201、
メールjds.osk@gmail.comまで。

《JDS大阪支部2012年度総会》
●日時
2012年4月15日(日)14:00~(受付13:30~)
●場所
大阪市港区民センター内[松竹]
(大阪市港区弁天2丁目1番5号、電話06-6572-0020)
●アクセス
▽地下鉄中央線、JR環状線「弁天町」下車、徒歩7分
●出欠連絡について
▽FAX:06-6678-5587
▽jds.osk@gmail.com(PC・携帯可)4月9日(月)厳守
●アドレス登録 
jds.osk@gmail.comに送信
●問い合わせ 
JDS大阪支部
電話090-8129-1201、メールjds.osk@gmail.com。

《JDS大阪支部勉強会「グループ(ケア)ホームのいま」》
●日時
2012年4月15日(日)総会終了後、15:00~16:30(予定)
●場所
大阪市港区民センター(大阪市弁天2丁1番5号)
●講師
▽利用者ご本人(2人)と保護者 ▽松永義勝さん(ホームズしらさぎ、バックアップ職員)
●特別参加
佐古久代さん(社会福祉法人 大阪手をつなぐ育成会支援センターしらさぎ、地域支援センター長)
●コーディネーター
玉井 浩(JDS大阪支部長、大阪医科大学小児科教授)
●内容
グループホームを利用中の本人や保護者に、入居のきっかけや想い、親の心構えなどを話してもらうとともに、事業所の職員に実情や実態を聞きます。今後の方向性も含めて、考えるきっかけにします。
●参加費
無料
●対象
会員外の人も参加できます。知り合いに声をかけてお誘いください。
●申し込み
会場準備の都合で、事前に申し込みしてください。
●問い合わせ
JDS大阪支部。電話090-8129-1201、メールjds.osk@gmail.com。

「ダウン症の日」 国連事務総長声明と決議文

2012年04月06日 | JDSの動き
 国連の国際デーになった「世界ダウン症の日」。3月21日を前に、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長からのお祝いのメッセージが公表されました。2011年12月19日の国連総会の全体会議での決議文とともに、日本語訳を日本ダウン症協会が発表しました。 【→詳細は本文】

 日本ダウン症協会が翻訳した、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長からのお祝いのメッセージと、2011年12月19日の国連総会の全体会議での決議文の全文を掲載します。


《国連事務総長より「世界ダウン症の日」へのメッセージ》

 今日は、「世界ダウン症の日」の第1回目の記念日です。この日を実現させるべくたゆみなくそして熱意をもって活動してきた各国政府、活動家の皆様、ご家族の皆様、専門家の皆様、そのほかの皆様の国際的なパートナーシップに対してお祝いを申し上げます。

 ずっと長い間、子どもたちを含めたダウン症のある人々は、社会の片隅に追いやられてきました。多くの国々では、今でも彼らが彼らのコミュニティーに参加することを阻む汚名や差別、法律や態度、環境の壁に直面しています。

 差別は、強制された不妊のごとくあからさまに不快なものでありえると同時に、物理的および社会的な手段による分離と孤立化のごとく微妙なものでもありえます。ダウン症のある人々は、しばしば、法の前に平等に承認される権利、選挙権や被選挙権を与えられないことがあります。知的障害は、ダウン症のある人々が自由を奪われ、特殊施設に時には一生入れられる正当な根拠であると見られてもきました。

 多くの国々では、知的障害のある少年少女は、普通学級での教育への十分なアクセスがありません。ダウン症のある子どもたちは他の子どもたちの教育を妨げるという偏見のために、我が子を特殊学校へ入れたり、家に置いたりする親ごさんもいます。しかし、調査によれば、そしてより多くの人が理解し始めていることですが、学級における多様性がすべての子どもたちのためになる学びと理解を促すことになるのです。

 国連は何十年にもわたって、すべての人の幸福と人権を守るために活動してきました。この努力は、2006年に障害者の権利条約を採択することによって強化されることとなりました。この条約は、「障害のある人々はもはや慈善や福祉の対象ではなく、かれら自身の権利において社会に多大に貢献できる、平等な権利をもつ尊厳ある人々なのだ」というパラダイムシフトを具体的に示しています。

 今日この日、ダウン症のある人々は、すべての人権と根本的自由を十分にかつ効果的に享受する権利があるのだということを再び断言しようではありませんか。ダウン症のある子どもたちや人たちが、他の人々と同じように、かれらの社会の発展と生活に十分に参加できるよう、我々一人ひとりが役割を果たそうではありませんか。すべての人々を包み込む社会を築こうではありませんか。

第8代国連事務総長 潘基文(パン・ギムン)



《3月21日「世界ダウン症の日」に関する国連決議文》

総会により採択された決議<第3委員会の報告(A/66/462/Add.1)に基づく>
66/149 世界ダウン症の日

国連総会は、

2005年の世界サミット最終文書および国連ミレニアム宣言、ならびに、経済・社会および関連分野に関する主要な国連会議およびサミットの成果を想起し、

また、障害をもつ人が、他の人々と平等な人権と基本的自由の全面的享受はもとより、尊厳を確保し、自立を促進し、かつ、そのコミュニティへの積極的な参加を容易にする条件の中で、充実した人間らしい生活を享受すべきとし、また、国家が、社会全体において障害者についての認識を高めるために迅速、効果的かつ適切な手段を責任もって講じることとした「障害者の権利に関する条約」も想起し、

すべての障害者のあらゆる人権および基本的自由の全面的実現を確保、促進することは、国際的に合意された開発目標の達成に欠かせないことを確認し、

ダウン症は、人間に常に起こってきた自然発生の染色体配列であり、人種、性別、社会経済的地位を問わず普遍的に存在し、全世界においておよそ800人に1人の割合で生まれ、知的障害と医療的な併発症を引き起こすものであるということを意識し、

世界のあらゆる地域でダウン症が広がり、高い罹患率に達していること、ならびに、その結果として、各国政府、非政府組織(NGO)および民間セクターが実施する長期的な保健医療、教育、訓練および介入プログラムを発展させるという課題があること、また家族やコミュニティ、社会に深刻な影響が及んでい
ることを深く憂慮し、

個人の成長と発達には、保健医療・早期の介入プログラム・インクルーシブな教育への十分なアクセス、ならびに適切な研究が不可欠であることを想起し、

本来の尊厳、社会の福利とコミュニティの多様性の推進者としての知的障害者の価値あるかつ貴重な貢献、および、その独自の選択をする自由を含む個人の自主性と独立の重要性を認識し、

1. 3月21日を「世界ダウン症デー」に指定し、これを2012年から毎年、記念することを決定する。
2. すべての加盟国、国連システムの関係機関その他の国際機関、ならびに、NGOおよび民間セクターを含む市民社会に対し、ダウン症に対する世論の認識を高めるため、「世界ダウン症の日」を適切に記念するよう働きかける。
3. 加盟国に対し家庭レベルを含む社会全体で、ダウン症の人に対する認識の向上を図る措置を講じるよう促す。
4. 事務総長に対し、本決議について、すべての加盟国および国連機関の注意を喚起するよう要請する。

第89回本会議 2011年12月19日

<4月2日「世界自閉症啓発デー」の国連決議文を参考に、(財)日本ダウン症協会広報出版委員会国際情報担当が翻訳>