
副タイトルには「都市と地方の間で考える」とありますが,表紙の折り返しに本人が書いている通り,都市と地方について掘り下げた内容の本ではありませんでした。
では何が記載されているのか。
著者は,自分の目線で書いた地方論としています。
そして,都市と地方の間に広がる「都市論」「地方論」を読者にも考えてほしいということのようです。
なるほどなあと思って読み進めたのですが,ボクはところどころで立ち止まってしまいました。
いやそうじゃないだろうとか,めんどくさい考え方をする人なあとか。
ボクのような江戸っ子の目線で読むとちょっと違うんだよなあ。
東京は大都市だけど,そこに住む大半は地方からの転入者です。
だからボクにとっては都市でも地方でもない。
一方的に都市と言われても迷惑です。