今日は,家で,もう一つ,撮影してみた。LeicaⅢfのトップは,軍艦の甲板のようにみえる。このデザインは,とても50年以上前のものとは,想像できない程,洗練されている。良いものは,時代を超えるという典型だと思う。
3年前に購入した白いミニシクラメンが,今年もベランダの寄せ植えの中で咲きました。自然の中では,当然,冬でなく,今頃が咲き時です。いつの間にか,もう,春です。先日の撮影ツアーに添乗された写真家の方から,補色を意識してするようアドバイスされたことを,思い出し,バックを黒にしてみました。
東京にも,歴史を感じられる場所が,幾つも残っている。この,小石川植物園の塀もその一つ。白壁に落ちる木々の陰影が,江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を与えてくれる。このような風景は,都会生活でささくれた心を,不思議と静めてくれる。
先日,N社の講演会で,脳科学者の茂木健一郎から,Contingency(偶有性)のお話を伺った。偶有性とは,予測できることと,予測できないことが入り混じっている状態のこと。脳が,心地よい状況のときには,ドーパミンがでている。この,ドーパミンは,偶有性を好む。史上最大のドーパミン発生装置は,携帯電話である。携帯電話は,電話やメールがどんな範囲の人から来るかは予測つくが,その内容は予測できない。まさに,偶有性を常に持ち歩いている状況である。電話やメールで,意外な報酬が届くことで,脳内にドーパミンが放出されるという。ゲームもgoogleもtwitterまさにこの関係が成り立っている。この関係が成り立てば,コンシューマ向けのサービスはヒットする...。と言ったないようであった。そう言えば,写真を撮ることに気心地よさを感じるのもまさにこの偶有性による,ドーパミンの送出という現象なのだろう。うーん,日々の仕事でもこの現象を発生させたいものである。