台湾治郎

自分の生涯・現在の生活

ブログ 89  高校時代のAさんから学んだこと。

2012-12-06 09:22:18 | 台湾
高校時代の友達にAという人物がいた。彼は、大変な読書家で、夏目漱石の本は、ほとんど読んでいた。今でこそ驚かないがその当時は、びっくり。
 彼は、すきなほんの1ページ全部暗記していた。坊ちゃん。草枕。我が輩は、猫である。
それから。三四郎。とにかくよく覚えたもんだと思うくらい文章がすらすら彼の口から飛び出す。もちろん、文体も・・・・。
  こいつには、覚えることに関しては、勝てないと思った。
早稲田大学に行って、中学校の先生をしている。しかも、教科が社会。俺と同じ。
まじめで誠実な奴だった。よく、文学の話をしてくれた。俺は、本は、読み始めた程度。
彼の10分の1ぐらい。
 どうして、そんなに覚えられるのか聞いてみた。そりゃ好きだからといとも簡単に答えた。好きだと覚えられる?俺には、その当時その意味がよくわかんなかった。つまり、そこまで熱中したことがなかっただけ。
 大学に入って、落語と出会い。こりゃ、もう・覚えるの最初大変。
 けど、そのうちに10位の話だと覚えられるようになってくるから不思議。
 長い話で、20分位。やれば何とか覚えられるもんだ。
人間自己を追い詰めると、結構、自分の能力は、広がるものだ。Aの暗記力は、このようにして生まれたのか?彼は、無理していなかった。自然に・・・。
どこか、俺とちがっていたように思った。世の中に暗記法が様々あるらしいがしたことない。すべてのことにコツがあると思うが・・・。泥臭くても、書いたり、言ったり、カード作ったり、様々。工夫するのも楽しい。俺らしいと思いながら・・・・。勉強している。
 けど、昔ほど、物覚えは、良くない。良くないから時間がかかる。それもしょうがない。
頭は、他人と変えることはできない。自分の頭で体に刻み込む以外にないように思ってきた。
 あと一年位は、この訓練。これを繰り返すうちに、中国語も自然に出てくるようになる日を夢見ながら・・・日々格闘しています。
 俺の中にどこか甘いところがあり、人の話をいい加減に聞いて、いい加減に判断する傾向がある。まずは、敵は、「聞く。」「聴く」この二文字さえ片付ければ、おれもA並に
なれる日が来ると信じて邁進する。
今日、中国語の先生に褒められた。嬉しかった。お世辞とわかっても、嬉しいものだ。
まだ、まだ、だということは、十二分にわかっているが、しかし、今日二度寝ていた。
1度目は、授業終わって、さらに勉強しょうと、パソコン室で、中国語聴きながら、寝てがら、寝ている自分に気がついた。もう一回は、やはりマックで中国語聴きながら寝ていた。こんなもんだよ。俺の力は・・・?つかれているの!?
                                     再見。