台湾治郎

自分の生涯・現在の生活

ブログ 100 リンゴと私

2012-12-15 01:06:51 | 台湾
 私は、リンゴが大好き。今の時期は、一日四個は、食べる。台湾のリンゴ外国品。だけど、安いし、まあまあ食べられる。日本のリンゴは、美味しすぎる。俺が日本に帰ったら、
元妻が一箱リンゴを買っておいてくれた。これは、もう美味しい。屑のリンゴで20個
位で、2500円。一個約100円。これを食べちゃうと・・・。さすが長野。群馬の沼田のリンゴも美味しい。もちろん、青森も・・・。日本のは、蜜がいっぱい。食べた瞬間味が違う。
 俺が今、毎日、買っているのは、台湾のアメリカリンゴ。6個99元。一個60円位。味は、日本と比べてしまうと・・・。けれど、食べられる。十分。
 なぜ?俺がリンゴを好きになったか?
これには、俺の兄貴が果物やでアルバイトしていて、俺たちに、リンゴを貰ってきてくれた。もちろん、製品にならない屑リンゴ。これが美味しいかった。これからというもの
いつもいつもリンゴ。だから、もう、55年位。リンゴを食べている。
 三月ぐらいまで毎日。9月~3月。無いときでも、時々、買ってきて貰っていた。
リンゴとコッペパン。そのコッペパンに一つ五円のコロッケをソース掛けて、たべると
もう「幸せ」を感じていた。いつか大人になったら・ ・・・。
好きなだけ、コッペパンにコロッケ、それにリンゴを食べるんだ。まずしい・安い子供の時の夢。ちょっと今の人には、絶対にわからない。
 なぜなら、ひもじい思い。食べられない思いが無いから。
だって、昭和の30年代前半の話。オールウエイズより少し前の話。
 俺がまだ、鼻を垂らして生活していた時代。大体、今、鼻を垂らしている奴見たことない。だから、俺の言っていることが、読者の皆さんには、絶対わからない。だって、生きた時代の差。だって、俺が一番貧乏の時寝ていたのは、三畳一間に6人の子供とお袋・・。誰に話しても、あまり信じない。それでも、俺たちの兄弟が集まると、その話。貧乏話は、いつまでもいつまでもつきない。
 とにかく、貧乏な頃というのは、いつまでも、心に残っていると言うこと。
今でこそ、笑い話だが、その頃は、毎日、精一杯生きていた。
 一つのノスタルジア。故郷。
だから、俺は、あまり、金持ちとは付き合わない。貧乏人が好きなだけ。
 今、苦しいという人も、いつか笑えるときがくるから。そう中島みゆきの「時代」
の世界だよ。
 リンゴは、俺の貧しい時代の気持ちを、思い出せてくれる大切・しかも美味しい大切な大切な果物。
 明日も、りんご6個を買って、大学へ向かうことだろう。
                                  再見。