5月8日にコロナの扱いが2類から5類に引き下げられた事により、世の中が大きく変わりつつある。我々が主体的にかかわる医療業界で一番に衝撃だったのは、公立医療機関において院内への立ち入りがコロナ前の状況にほぼ戻ってきたことである。一般の総合病院や基幹病院においても同様になりつつある。もちろん法的な規制が出来なくなったからとはわかっているが、こうもあっさり変わるのかと思うほどである。それに伴い、各種老人介護施設からの外出や診療通院もかなり自由になり始めたようである。そして在宅で訪問介護を受けておられる方からもケアマネさんを通して通院に限らず、外出などのご依頼が連日入ってくる。
そんな中で戸惑うのが、今まで退院・転院などの場合、基本的には病院の玄関或いは専用の出入り口で看護師さんが患者さんを連れて来られるのを待っていたのだが、こちらから病棟まで迎えに上がるようになったことである。病院によっては、以前から病室ではなく各フロアのナースステーションまでお迎えに行けたところもあったが、とにかく時間が掛かるのであった。今後は病室まで看護師さんに案内されてお迎えに行けるのは時間の短縮には大変にありがたいのだが、どこにエレベーターが有って、どれを使えばいいのか、一般用ではなくスタッフ専用とか、途中の階で別のエレベーターに乗り換えないとならないとか迷子になりそうである。
連休を明けてからは予約でほぼ満杯の日が有るかと思えば、1~2件しかない日も有る。余りにムラが多いが、当日分の急な依頼も連日入ってくるので最終的にはそれなりの一日で終わってる。曜日に依っては「誠に申し訳ありませんがどうにも身動きできませんのでお許しください。」とお断りする日が有って、それが後々の気がかりになっている。
しかしありがたい悩みなんだということを忘れてはいけないのだ。今までは頭の中だけで顧客の管理をしていたが、先日連休から顧客管理台帳を作成し始めたら、「この人どんな人だったかなぁ…」とか「こんなお客さんいたかなぁ…」などと我ながら情けなくなって来た。それからは、お迎えに行った当日の内に細かく整理記録するように心掛けている。
「馬鹿野郎ゥ❣ 今頃から始めるやつが有るかぁ❣ 」という声が聞こえてきそう~