幾度か紹介していますが、爬虫類種族「Lacerta」のインタビュー記事。個人的にはこの内容の全てを盲目的に信じることは出来ません。私は世に云う陰謀論とかは大好物ですが、それらを無条件に受け入れる事は出来ないのです。
ただしこういった陰謀論とか、オカルトを「全部デッチ上げだろう」と無視するのは、それはそれで勿体ない気もしています。何故なら真実や最先端のテクノロジーとは、得てして初めはオカルト的に社会は見てしまうものですし、そういった情報の中に未来への萌芽というのは隠れているものです。
恐らく中世ヨーロッパで、現在の天文学の知識を披露したなら、異端審問にかけられ社会からはつまみ出され、処刑されてしまうに違いありません。
大事な事はこういう情報に踊らされることなく、自分の持ち合わせている知識や智慧により、必要な情報を自分の考えの中に取り込んでいけるのか。要は毎回言いますが「情報リテラシー」を常に意識して磨いておくことではないでしょうか。
さて、「The Lacerta File」には興味深い内容がありました。
「彼らがあなたの種類を作成したときに「イロジム」からそこに置かれたあなたの意識の中に単純なスイッチ（「私たちが実際にいるように私たちを見てください/私たちがあなたに私たちを見てほしいように私たちを見てください」）があり、私たちはこのスイッチを使って説得することができます あなたが私たちを見るときにあなたが人間を見るというあなた（他のエイリアンもこのスイッチを使用します）。」
ここでLacerta（爬虫類種族の女性）が言うには、人類とは「イロジム」というアルテバラン星系の異星人により創造された種族だと言うのですが、私たち人類の心の中には「単純なスイッチ」があり、それを使う事で、彼らは本当の姿を人類に悟られる事なく、地表でも活動が出来ると言っているのです。
ここで「単純なスイッチ」とは何かといえば、簡単に言えば「幻視」を見させる仕組みが人類の精神構造の中にあるという事を言っているのです。以前にも書きましたが、人間の各感覚組織（五感）とは、単に外から情報を受け取る訳ではなく、それぞれに「識＝心の働き」が具わっており、受け入れた情報のうち、必要なものを取捨選択して意識に伝えているのです。だからそれぞれの「識」に介入出来れば、受け入れた情報というのは容易に改変する事が出来る。Lacertaが述べているのはそういう事では無いかと思います。
芸人の桜金造氏は様々な怪談を語っていますが、その中でも興味深い話が幾つもあります。
彼がある時、住んでいる地元で巨大なUFOを目撃した時の事、桜金造氏にはそのUFOがはっきりと見えていましたが、ふと周囲を見回すと、多くの人が出歩いているのですが、誰一人、そのUFOの存在に気付いていないという事があったと言います。どうやらそのUFOは桜金造氏しか気づいておらず、他の人はまったく気づいていない風であったと言うのです。
こんな事も、Lacertaの言う「単純なスイッチ」のせいであり、もしかしたら偶々、桜金造氏はそのスイッチを動かされていなかったのかもしれません。
これは一つの例としての話ですが、考えてみれば「宗教」というものについても、この「単純なスイッチ」が関係していないかと、私なんかは思ってしまいます。
いま統一教会で「カルト宗教」というのが話題に上っていますが、冷静で客観的な意識があれば、あんなカルト宗教何か信じる訳が無いと、多くの人は思っているでしょう。実は私も創価学会で熱心に活動をしていた時、「創価学会はカルトではない」と信じていました。しかしある出来事により、宗教に疑念を持ち、改めて自分自身の醒めた心で見直してみると、創価学会にも随所におかしなところというのが存在する事を理解しました。
選挙で「功徳（御利益）」がもらえる？
宗教を広めれば「世界平和」を実現できる？
創価学会の教えこそ「絶対正義」であり、反発するのは極悪である？
三桁（百万単位）の財務をすれば、一生お金に苦労する事はない？
まあ細かく挙げればきりがありませんが、そんな事には微塵を疑念を持つ事はありませんでした。しかし世の中の仕組み、また歴史を学びなおす中で、実はそんな事は単なる宗教的な戯言でしかない事を理解したのです。
皆さんの中でも「そんな事は当たり前ではないか」と思う人がいるかもしれません。しかし現実として、例えば教育者や学者の中でも、こういう事を本気で信じている人が、少なからずいるのです。
考えてみれば今の人類社会の基盤の中にも、宗教は鉄板のごとくありますし、その宗教的な事に対して人類は、ヤモすると思考停止してしまう事があるようなのです。
そしてこの「単純なスイッチ」とは、何も宗教的な事だけではなく、社会の中、至る所で作用している様にも思えますが、それについては引き続き考えてみたいと思っています。
