自燈明・法燈明の考察

再考―エノクの預言について(4)

 「Stay Home」という事で外出自粛する日々が続いています。
 我が家も一日、家族が家の中にいて、それぞれがそれぞれの事をやりながら、とにかく感染しない、という事で生活をしています。
 我が家は子供もそれなりに成長していますので、まだマシですが、小学生くらいの子供の居る家(特に男の子)は大変ではないかと思ったりします。男の子はとかく「怪獣」ですから、家の中で大人しくしていろと言っても限界がありますからね。

 本日(4/22)、東京の感染者数の発表では、132人新たに感染確認されたと言います。この数字のどこまで信ぴょう性があるかは置いといて、一つの指標として見ると、感染拡大はまだまだ終息が見えません。

 まさか私がこの歳になる頃に、世界で「パンデミック」が起きるなんて考えもしていませんでした。早く出口の光明が見えてくれれば良いのですが。。。

 今回はエノクの預言を続けてみていきます。

◆伝染病について
 エノクの預言には、伝染病についての言葉があります。以下にその内容を紹介したいと思います。

地球上ではすでに新しい伝染病が人間の間に広がっているが、エノクが預言したところによれば、その後にも数多くの伝染病が続くであろう。
1990年代にはエイズが世界中に広がるだけでなく、来たるべき新しい千年紀になっても、いろいろな伝染病が生じるであろう。
たとえば、いわゆる狂牛病もしくはBSE、そしてそこからクロイツフェルト·ヤコブ病のさまざまな症状が発生するであろう。
エボラと呼ばれる伝染病も、その他の伝染病や病気と同様に多くの死者を出すであろう。

 ここでは幾つかの伝染病の名前について語られていますが、それぞれの病気の概略について見てみます。

・エイズ(後天性免疫不全症候群)
 1981年にアメリカのロサンゼルスに住む同性愛者の男性で初めて発見された。その後、僅か10年ほどで感染者は100万人まで広がっていった。当初は治療薬もなく、感染は即ち死を意味していたが、現在では様々な薬を併用する事で、ある意味「共存」という形をとる事が出来る様になってきている。

・狂牛病(牛海綿状脳症)
 1986年にイギリスで初めて発見された。この病気を発症した牛は、当初は群れから離れたり痙攣をおこしたりする程度で目立った症状はないが、やがで音や接触に過敏な反応を示す様になる。これはウィルスによる病気ではなく、プリオンというたんぱく質のみで構成された物質が原因だと言う説が主流となっている。人への伝染は1993年5月で15歳の少女への感染がイギリスで確認された。

・エボラ出血熱
 初めてウィルスの感染が確認されたのは1976年6月。スーダン南西部で倉庫番をしている男性が急に高熱を出して激しい頭痛や腹痛に見舞われ入院、その後消化器や鼻から激しく出血して死亡した。その後アフリカ中西部を中心に、度々感染が拡大したが、いまだパンデミックには至る事は無い。現在もワクチン製造は出来ていないので、要注意の伝染病ともいえる。

 エノクの預言で述べられている伝染病は、1987年当時には、既に世界で発症している病気でした。しかしエボラ出血熱が世界的に話題になってきたのも、エイズ同様に1990年代に入ってからであり、狂牛病が人にクロイツフェルト·ヤコブ病を発症させるのも1990年代に入ってからとなりますので、そこにこの預言の的確さがあると思えてならないのです。

そうした病気の一部はまるで流行病のように出現して、それまで経験したことのない地球の人間に謎を投げかけるであろう。

 その後の世界には、ご存知の様にSARSやMARSが出現、今から数年前には豚インフルエンザも世界的に流行しましたが、この豚インフルエンザについては毒性もそれほどなく、人類には大きな影響を与えずに終息しました。
 しかし今回の武漢肺炎は、感染力も強く、毒性も季節インフルエンザよりも強い事から、世界的なパンデミックを引き起こしています。また最近、アメリカで言われ始めたのは、中国の武漢研究所起源説と言うもので、これはウィルス戦争だという説まで飛び出しています。これはまさに「地球の人間に謎を投げかける」状態であるとも言えます。

◆ちなみに武漢肺炎の今後について
 今回の武漢肺炎のパンデミックではっきりと分かった事ですが、一つは各国の安全保障体制(危機管理)とその能力が明確に判明した事、そしてもう一つはパンデミックはやはり各国のインフラを破壊し、社会を弱体化させてしまうと言う事です。

 日本を見ると、やはり安倍自公政権が今回のパンデミックに対して適切に対処が出来ていると考える人は、国民の中でも「極わずか」しか居ないので現実ではないでしょうか。ここ二か月ほどの政府の狼狽ぶりを見ていると、どうも日本という国はそもそも「国の危機管理」が弱いだけではなく、やはり「国家」という社会組織の事も固まっていない様に思えるのです。
 国家が見えないから、国としてやるべき事を、政府が見えていない。そして政治家がそれを認識せずに、これまでやってこれた社会だから、こういった「緊急事態」が発生した時には即応できずに、今の状況となっているのではないでしょうか。

 これでは憲法改正して、たとえ自衛隊を国防軍にしたところで、まともな対応を望む事は出来ないと思います。

 またこういった危機管理能力の無さを、今回世界に露呈をしてしまった事から、今回のパンデミック後の国際社会で、日本はどの様に扱われていくのでしょうか。

 それだけはありません。
 日本の社会の基礎は中小企業ですが、今回のパンデミックに対する自粛要請、また政府の行動の遅さに、どれだけの中小企業に影響を与えてしまうのか。場合によっては今回の流行が終息した日本の経済社会は、骨粗しょう症の様な状況にもなりかねないと危惧して止まないのです。

 こういったパンデミックは何も日本だけではなく、世界的にも人類社会には影響を与えてしまっていますので、終息後の世界は、一体どの様な状況になってしまうのか、そこが気になってならないのです。少なくとも以前の様な「形」の社会では無くなっているのではないか。

 そうなると、一体、どの様な動きを人類社会は見せてくるのか。そこが気がかりでなりません。

(続く)


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