これはかの有名な一休和尚の詠ったものですが、もう今年も来週で終わりですね。仕事は今週の金曜日までなのですが、既に幾つかの仕事は「年越し案件」となってますので、それほどバタバタせずにいます。
私は毎年年末に、昔からの友人家族と「忘年会」を家族ぐるみでやってまして、今年で確か十九年目になりますが、年々、この一年というサイクルが短くなってきている事を実感します。
私がまだ子供の頃、世の中にはコンビニエンスストアというものもなく、銀行なんかもATMなんてありませんでしたから、両親ともこの時期になるとドタバタし始めていました。当時の私は、この時期になるとお年玉がいくら貰えるのかを気にしてまして、それで何を買おうか胸三寸していたりしたものです。
子供の頃は一年のサイクルがとても長く、正月というのはそれなりのイベントとも思えたのですが、五十代に入り、こんなに早く正月がやってくるのかと感じています。
この一年という区切りは、新たな気持ちで切り替えられる、大事なリズムなんですけどね。
考えてみれば「一年」というのは、太陽系の主星てある太陽の周りを地球が一周するという事で、地球上では人間だけが、そのリズムを定期的なサイクルと理解して、一年ごとに「新たな自分」を意識できる生き物です。
この一年振り返ってみると、あっという間に過ぎてきたと言う感覚と共に、良くもまあこれだけの事を乗り越え、経験してこれたものだという実感も、多少在ります。
来年がどんな年になるのか、それは解りませんが、今年よりも有意義な一年にすべく、この年末の期間は大事に過ごしたいものです。