自燈明・法燈明の考察

創価学会と家族について

 私は創価学会で二世てあったという事は、以前にも少し触れました。家族は両親と兄の四人で、その内、私を除く三人が創価学会では一世という事、つまり何らかの事で創価学会に入会していますが、私は生まれた時から創価学会として入会した様な形です。

 元々、私の家族の入会は、兄の事故に依るもので、詳細は省きますが、当時は兄が一生不具者を余儀なくされると誰もが考えていたのですが、担当の医者も驚くほどの回復力で、今ではしっかりと健常者として生活しています。

 これが我が家の「初心の功徳」と言う信仰体験で、これにより我が家は全員入会だけではなく、父親の兄弟も入会をしました。だから正本堂建立の記念座談会なんていう、当時の写真には家族揃って参加をしていました。

 しかしいつの頃からか、父親は会合には一切参加しなくなったばかりではなく、幹部の家庭訪問にも顔すら出さなくなっていました。この理由については、後に私が男子部の幹部になった時に、その経緯を知る事ができました。それは、私の父が仕事上で事故を起こしたのですが、その事がどういう事なのか他県に住んでいる父の兄弟の住む組織に伝わっていて、父の兄弟が活動にあまり積極的で無かった事に、その地元の幹部が「そんな事では貴方もお兄さんと同じく罰を受けるぞ!」と話をして、それが父の耳に入った事たったと言うのです。

「お前ら創価学会は人の噂話しかしないのか!!」

 それ以来、父は創価学会との関わりを断ったと言うのです。仕事上の事故が何故か「仏罰」という話になり、しかも他県にすむ組織の人間がそんな話をした事に、父は嫌気が差したのでしょう。

 翻り私はどうなのかと言えば、少し形は異なりますが、組織活動から離れて以降、地元組織から様々な陰口を言われています。まあ元男子部の幹部であったものが、組織の矛盾を感じて組織から離れたのでそんな事もあるのでしょうが、結果、わが父親と同様にそんな組織に辟易しているわけで、そういう事に私も「やはり親子なんだろうなぁ」と感じています。

 今年の新年勤行会には、我が家から嫁が一人だけで参加しています。私はそんな組織には関わりたくないので、もう会合も一切参加していませんし、子供達にも無理強いはしません。それもあってか子供達も新年勤行会には参加をしなくなりました。

 こういう人は結構居るのではありませんかね、今の創価学会には。

 考えてみれば婦人部幹部なんかにも「ここだけの話だけどね、、、」なんて言いながら、耳にした婦人部員の悩み事などを組織に振り撒く人も居たりします。ネットで見るとそんな幹部の話はゴロゴロあります。

 こんな事は何故起きるのか。そこには創価学会の組織文化が深く関係しているわけで、それについてはまた別の機会に書いてみたいとおもいます。





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