そんな中でアメリカのドキュメンタリー番組の「BOB LAZER」というのがあって、先日観ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/18/35205ae31acce517d30237555d0fe3ef.jpg?1579231674)
今から三十年以上前に、確かMCが吉田照美でゲストが明石家さんまというスペシャル番組があって、YouTubeにも確かこの動画がアップされてますが、そこではアメメリカ現地総力取材と銘打って、
UFOやエリア51の事、またニューメキシコ州のダルシーにあるとされる秘密の地下施設の話題を取り上げていました。そしてこの番組では、エリア51と呼ばれるネバダ州にあるネリス空軍基地の研究施設で働いていたという科学者のBOB LAZER博士(以降、ラザー氏とします)が国際電話で出演していました。
恐らく日本国内でエリア51を扱ったのは、この番組が初めてだったと記憶しています。かの矢追純一氏も自著の中では「アメリカ南西部にある、とある施設」としか書いてませんでしたので、ある意味でこの番組は当時は衝撃的でもありました。
◆エリア51について
これは恐らくとてもマニアックな事ですが、アメリカ空軍のこの施設について知っている人は、今でこそ有名になってますが、当時は殆ど居ませんでした。この施設では太平洋戦争中には原子爆弾の実験施設があった場所で、あのマンハッタン計画もこの基地で進められたと言いますし、近年ではステルス戦闘機のナイトホークとか、B-2爆撃機の開発等も、この基地で行われていました。つまりアメリカの最先端技術の開発場所と言っても良いでしょう。
因みに余談ですが、軍事技術というのは、いつの時代でも最先端であり、恐らくそれは、市場にある技術の2〜30年は先を言っていると聞いたことがあります。先日はアメリカ海軍から「反重力技術」と特許申請が出されたという話もありました。これは多くの人には眉唾モノと思われていますが、私はこの話題は、さもありなんと思っています。
さて話を戻して。この日本の昔の番組で紹介されていたのは、この施設で研究者として勤務していたと言うラザー氏ですが、彼はそこで行われていた研究の内容について内部告発していました。これがまた興味深い話でした。
◆リバースエンジニアリング
ラザー氏はMIT卒業の秀才でしたが、ある時、アメリカの軍事関連企業であるEG&Gという会社を通じて「最先端の研究」という事で、このエリア51で勤務する事になったと言います。このエリア51とはグーグルEarthで見ても解りますが、とても広大な施設で、近郊のラスベガス空港から専用機で通ったそうです。そして飛行場から南西部にあるS-4という施設までは、窓か黒塗りされたバスで移動したそうです。
このS-4ですが「ハンガー」という格納設備があり、そこには9機(だったかな)の円盤状の航空機があったとラザー氏は語り、その内の一つの航空機にある「反物質反応炉(リアクター)」の構造解析がラザー氏に任されたと言います。これはとてもコンパクトな装置で、燃料として原子番号115番で出来た三角形の小さなチップが用いられていたと言うのです。
ここに出て来た原子番号115番の物質は「モスコビウム」というもので、2003年にロシアで合成が成功した物質であり、この番組が放送されていた1990年代では、まだ未確認の物質でした。
UFO状の航空機は、この原子番号115番の物質を燃料として「重力波」を発生させ、それにより飛行するという機械だったそうで、この現実を理解した時に、これは人類にとって重要な事だと考え、内部告発に踏み切ったと言うのです。
◆番組で明かされた彼の思い
このラザー氏の内部告発は、アメリカのラスベガスにあるテレビ局の番組で、ジョージ・ナップというジャーナリストが主演する番組で放送され、世界に知れ渡る事になりました。しかしその結果、ラザー氏は職を解雇され、それ以後、機銃で自家用車に射撃されたり、様々な脅迫に会い、自分の身を守るために敢えて実名の公開に踏み切ったと言います。
さて、それから三十年経過し、ラザー氏はどうなっているかと言えば、先のNETFLIXの番組でも紹介されていましたが、アメリカの地方でひっそりと科学者として生きていました。
今回のNETFLIXの番組で語られていたのは、未だにFBI等から突然家宅捜索を受けたり、様々な出来事に遭遇しているようで、平凡で静かな余生という事にもならない様子でした。しかし、この番組で「何故、内部告発に踏み切ったのか」という点を質問されると、彼は以下の様な事を答えていました。要旨となりますが紹介します。
「あの反物質反応炉を触った時に衝撃が走った。手を装置の上に置くとまるで磁石が反発するように、手が上の方に弾かれたんだ。そこで研究していたUFOは、この装置から発生する重力波により空間を曲げる事で推進していた。現代の人類の持つ移動装置は常に作用と反作用(反発力)」で進むことをしているが、あの航空機はそれとは違い、空間を歪める事で"空間を転がる様に"進むし、その重力を操作する事で超高速で移動が出来る。このテクノロジーが公開されれば人類社会の有り様が一変するし、経済の仕組みも大きく変える事ができるテクノロジーだったんだ」
ここでインタビューする人が「それは地球外を根拠にしたテクノロジーだったのか」と質問すると、間髪入れずにラザー氏は「そうだ!現在の地球上にも無いし、あれは明らかに地球外に由来するテクノロジーだった」と答えました。
そこでインタビューする人が「しかし貴方の経歴で、例えばロスアラモス国立研究所に勤務していたという記録も確認されていないし、大学に在籍していた記録も無い」と質問すると、ラザー氏は感情的に応酬してきました。
「私の経歴なんかは、どうでも良い。でもロスアラモス国立研究所が高校を卒業しただけの人間を雇用すると思うのか?そんな私の経歴の確認は、この問題の本質では無いこと、何故多くの人は理解しないのか。あそこにあったテクノロジーは、人類にとってとてもインパクトがあるもので、人類社会を大きく変えるモノなんだ。なぜそこに目を向けず、私の経歴の様な些細な出来事ばかりに目を向けるんだ!」
因みにラザー氏の雇用履歴について、アメリカのロスアラモス国立研究所は否定していますが、1990年代の番組で納税記録から、ラザー氏の名前が確認され、ロスアラモス国立研究所に勤務していた事が確認されていました。しかし当のロスアラモス国立研究所は未だに勤務を否認し続けています。
このNETFLIXの番組では、ラザー氏は異星人との遭遇について否定はしてましたが、彼が研究対象としていた航空機については、三十年経った今でも「異星人文明由来の航空機であった」と断言しており、人類が創り出したものでは無かったと明言していました。
また最後にインタビューする人が「内部告発した事を後悔していないのか」というと、当時は若さがあって実行したが、いまだったら違う行動を取っていたと思うと語っており、その言葉に私は妙にリアリティを感じたりしたのです。
NETFLIXにあった番組の概要は以上ですが、この番組を見た感想として私は「ラザー氏も老けたんだなー」という感想てした。この番組の中で、昔に比べて現代は情報の流れ方が大きく変化したとラザー氏が述べていましたが、まさにその通りで、1990年代にはまだ利用者もそんなに多くなかったインターネットが、今の時代ではスマートフォンという、手の中に収まる情報端末により、情報の検索や発信がとても容易になっています。
つまり人々は、様々な情報の波に日々揉まれているわけで、ある人達にとっては大衆の情報のコントロールがしやすい時代となり、私達一人ひとりには、より情報リテラシー(情報を取捨択一しながら、活用できる能力)が求められています。
私はこういう類の情報(UFOや異星人といった、地球外由来の生命や文明)はとても重要な情報であって、宇宙人が存在するとか、しないとか、そういった段階は当に過ぎ去っていると考えているのですが、未だ日本国内においては、バラエティー番組の範疇を超える事はありません。
本年はじめにテレビ朝日で「ビートたけしの超常現象スペシャル」という番組を見ましたが、あまりの軽さや茶化した内容には、見ていてホトホト嫌気が指しました。
確かにだからと言って、ビリーバー宜しく様々な陰謀論的な内容に食いつき、無防備にそれらを受け入れ信じて、騒ぐ事も違うとは思うのですが、往々にしてこう言った情報の裏には、結構重要なメッセージも隠れていると思うのです。
だから「マニアック」とは呼ばれながらも、こういう情報についても、今後どんどん触れていきたいとも思っています。