自燈明・法燈明の考察

ヒトラーの予言について感じる事

 今日の夕方に記事を一つ載せましたが、本日もう一つだけ記事を書いておきたいと思います。それは「ヒトラーの予言」という事についてです。

 アドルフ・ヒトラーについては、もう語る必要ないほどの「歴史上の人物」です。枢軸国を率いて第二次世界大戦を興し、その際に「ホロコースト」でユダヤ人を大量虐殺。「アウシュビッツ」や「アンネの日記」などは世界的にも知られている事であり、人類史の中でこれほど悪評高い「独裁者」は居ないと言われています。(個人的には中共の毛沢東や、カンボジアのクメール・ルージュを率いたポルポト、またソ連のスターリンもいますけどね)

 このアドルフ・ヒトラーが「未来を予言」していたという事が、以前から、まことしやかに語られているのは、ご存知の方も居るのではないでしょうか。


 この事について、日本国内では五島勉氏が1988年10月に出版した「ヒトラーの予言」という本で紹介していたのですが、記憶されている方もいるかと思います。現在、この本の概要については以下のURLに記録されています。

 (ヒトラーの予言)

 何故この時期に、こんな事をブログで取り上げるのか。
 まあ私は個人的に様々な「陰謀論」に興味があり、今の世の中で「フェイク」と見られている情報にも興味が在ったりしますので、そんな個人的な趣味の範疇による「たわ言」の記事程度として書いておこうかなと思った次第で、お時間と興味のある方だけ、お付き合いいただければと思います。

 さて、五島勉氏の本によると、過去に三島由紀夫氏が以下の様に五島氏に語ったと紹介されていました。

「ところでヒトラーね。彼がやったことは世界中の人が知ってる。だけど、彼がほんとは何者だったのか誰も知っちゃいない。ナチの独裁者、第二次世界大戦の最大戦犯、アウシュヴィッツの虐殺者、悪魔……。これがいままでのヒトラー観だけど、ほんとはそれどころじゃない。

 彼のほんとの恐ろしさは別のところにある。

それは彼が、ある途方もない秘密を知っていたってことだ。人類が結局どうなるかっていう秘密だ。彼は未来を見通す目を持っていて、それを通じて、その途方もない未来の秘密に到達しちゃった」

 確かにヒトラーや彼の政党であるナチスの歴史を振り返ると、例えば「トゥーレ協会」とか「ヴリル協会」といったオカルト的な組織や、それに関連する人脈。またそれこそ「インディージョンズ」の世界に出てきそうな、奇想天外とも言える事柄に彩られていて、けして通常の社会の一般常識では考えられない話題が、彼の周囲にはてんこ盛りで存在します。

 そんなヒトラーが、どの様な予言を残していたのか、それについて次に紹介します。

「人類は2039年1月、人類以外のものに“進化”するか、そうでなければ“退化”してしまっているからだ。」

「それをもっとはっきり言えば、人類の一部はそのとき、人類から、より高度なものに進化して、神に近い生物になっている。人類から神のほうへ進化するのだから、それは『神人(ゴッドメンシュ)』と呼んでかまわない。これも進化なのか退化というべきかわからないが、一種の機械になっている。ただ操られて働いたり楽しんだりするだけの、完全に受動的な、機械的な反応しか示さない『ロボット人間』になっているのだ。それまでの気候異変と環境異変、
政治と娯楽と食物、それから起こる突然変異が、そのようなロボットのような人間を大量に生み出す。」

 ここで語られている事は、2039年(あと19年後)に、人類は二極化するという事。ここでは「神人(ゴッドメンシュ)」とありますが、これは支配層という感じでしょう。そしてもう一方は「ロボット人間」とありますが、これは被支配層という事だと思います。

 支配層の人達は「高度なものに進化して」とありますが、何がどう進化するのか解りません。ただもう一方の「ロボット人間」とは、「働いたり」「楽しんだり」するだけの受動的な反応しか示さなくなると言うのです。つまり政治や社会に対して能動的な動きをしなくなるという事なのかもしれません。

 これを見ていると、今年の新型コロナウィルスのパンデミックにより見えてき始めた人類社会の事を、そのまま言い当てている様な気がしてならないのです。

 この予言では「気候異変と環境異変、政治と娯楽と食物、それから起こる突然変異」と言っていますが、当に今の状況に酷似している感じがしてならないのです。毎朝テレビを付ければパンデミックの話題とか、茶番劇の様な政治ショーの垂れ流し。夕方になると、バラエティ番組ばかりですよね。人々は現実に自分達の周囲で起きている事に、表層的な考えしか持っていません。

 考えても見て下さい。
 例えば最近話題になってきている「新型コロナウィルスのワクチン開発」に於いても、終生免疫の獲得が難しいと言われているのにも関わらず、各国政府が巨額な予算を投じて開発に急ぐ姿は、客観的に見れば滑稽を通り越して、狂気の沙汰にしか見えません。でもこれに対して異を唱えている人は、居ない様に見受けられます。(アメリカではそこに「異」を唱えていたケネディ一族の末裔が、<不慮の死>をした事はあまり知られていません)

 また日本に於いても、この新型コロナウィルスの性質が完全に判明していないのにも関わらず「GOTOイート、外食したら政府が助成!」とか「GOTOトラベルで東京都も対象!」なんて事を政府が大手を振って推進し、国民の中にも「経済的に困難な状況だし、コロナウィルスも大した事ないんだから、こういった政策は、どんどん進めるべき!」なんて話も出ています。
 でもですね、そもそも重篤な後遺症が残るとか言われていたりする伝染病なのですから、経済優先の前に、そのウィルスの実態を掌握する事が急務だと思いますが、その点について日本ではおざなりのまま進んでいますよね。
 おそらくこのまま進めば、日本社会では「新型コロナウィルス」に関する意識は低下、政府もそれを見越して経済活動を元の状況に戻す事を進めるのではないでしょうか。

 また一方で、社会の中では「ソーシャル・ディスタンス」なんて言葉で、人と人の間をネットワークでつなぐ形が主流になっていますが、これは人と人とのつながりを「仮想化」する事であり、要は社会の動きを、ある見方で言えば制御し易い形に変化させている事にもなるのですが、そういった事に危機感を持ち、注意力を以って意識を向けている人は極わずかな気がします。

 これも「ロボット人間化」に向けた動きとも、考えられるのではないでしょうか。

 恐らくこれから先、気候変動による被害も拡大し、そこで発生する被災者の数字も増大する傾向になっていくと思いますが、その中で「自分の頭」「自分の考え」「自分の感性」で判断し、動く人間、情報を発信する人というのは削ぎ落とされ、淘汰されていく様な気がしてならないのです。

 アメリカ大統領であったフランクリン・ルーズベルトは、過去の演説で語っていました。

「In politics, nothing happens by accident. If it happens, you can bet it was planned that way.
世界的な事件は偶然に起こることは決してない。そうなるように前もって仕組まれていたと、私はあなたに賭けてもいい。」

 この言葉からすれば、今回のパンデミックも「仕組まれていたこと」という可能性もあるのです。

 人類史の幕間にいる、歴史の「脚本家」達は、この先の人類社会に対して、どの様な物語を準備しているのか。これは個人的な考えですが、とても気になる処なのです。

以上、私の個人的な「たわ言」でした。


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