
とある方から伺ったお話が、興味深かった。
スーパーの近くに住む方が、1人暮らしの学生さんや高齢者の方が多い場合は、店頭に2㎏などの、1人で食べ切れる量のお米を多く置くとのこと。たまたま、初めて行ったスーパーの棚に陳列 されているお米を見た時は驚いた。2kgのお米が棚1列半を占めていたからだ。近隣の世帯や年齢層なども、スーパー側は把握しているのだろう。
お米の有名な産地として新潟県の魚沼産コシヒカリがある。新潟県産の魚沼産コシヒカリが、現状のままだとそれほど遠くない未来に消えてしまうかもしれない
全国のコメ農家の平均年齢は、なんと68.9歳。ましてやこの動画で取材を受けている農家の皆さん(新潟県魚沼市在住)は、80代の方が多い。
私達の主食であるお米の生産を支えている方々は皆、企業や公務員の定年を遥かに上回る人達だ。機械の操作や、細い道を歩きながら行わねければならない草刈り(年間で約5回)、もう体力の限界を感じている方が多い。気持ちは皆若く、どうにかして新潟県魚沼市のお米を作り続けたい、ブランド産を守りたいという熱い想いがあっても、体は歳とともにどうしたって限界はくるのだ。
特に中山間地域でお米を作る方が激減している。後継者もいない。この現状をどうにいかしていきたいと県や市は、必死に検討している。
ここからは、私個人の意見になるが、様々な年代のお子さんや学生さんが中山間地域のお米を作るという方法をとっても面白いのではないかと思う。
保育園児、幼稚園児(親も同行)から大学生にお米が栽培されるまでの流れを勉強(座学)していただいて、その後、田植えや農薬散布の体験をしたり、稲を刈ったりと、体験する年齢に合わせてプログラムを検討しながら、農家さんと一緒に学生も行うかたちを取れば、学生も自然豊かな場所で貴重な体験をする事が出来ますし、なにより将来、「農業」をしてみたいと思う方も増えてくるのではないだろうか。どうしても、機械を導入して作業しなければならないところは業者や別の農家さんなどにお願いして委託するしかないだろうが、機械を必要としない作業工程は子どもや学生さんに体験してただくということも一つ考えられるのかなと思います。
もう一つの案は、農家さんが古民家などを運営して、そこに泊まったお客さんに農業体験をしてもらうやり方をとるのも面白そうだ。泊まる条件項目に「お米作りに参加いただくこと」と記載されていれば、なおユニークだ。泊まるお客さんが海外の方だったとしても、今はスマホなどに通訳アプリなどがあるので、コミュニケーションにもそこまで困らないだろう。海外の方に日本の文化を伝えるきっかけにもなり、そして我々も海外の文化を知れるきっかけにもなる。世界と繋がる事ができるかもしれない。
希望の光に向かって、皆さんと一緒に頑張っていきましょう!!
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