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地方の仕事に関する人手不足問題について

2023-05-30 23:42:00 | 林業・農業

 地方の仕事は、特に人手不足が加速している。農業や林業業界も、昔からこの人手不足問題に悩まされている。この問題について、色々と考えてみた。

 まず1点目は、兼業が出来ないのかということだ。公務員でも副業を解禁している自治体がある。兵庫県神戸市や奈良県生駒市がその例だ(※1を参照)。兵庫県神戸市では、平成29年4月より「地域貢献応援制度」を導入しており、対象の活動として2つの項目を挙げている。

1.「報酬等を得て行う、公益性の高い継続的な地域貢献活動」
2.「社会的課題の解決を目的とし、神戸市内外問わず、地域の発展・活性化に寄与する活動
(※2から引用)

まさに、「公益性の高い継続的な地域貢献活動」こそ農業や林業が該当してくるのではないだろうか。平日はテレワークを行い、土日のいづれかは自然豊かな場所で農業や林業を行う。

このような生活も楽しく感じる。




 市だけでなく県や国でも、「兼業」の考え方について柔軟に再度検討し、このような地域に貢献する活動の内容であれば積極的に支持する制度を導入してもいいのではないかというのが、率直な思いだ。

 人手不足解消対策の2点目として、趣味の一貫として農業や林業を行うということだ。(土日や、長期休暇中を想定)
何を言ってるんだ?と思うかもしれないが、例えば「農泊」という体験がある。

 これは、農山漁村地域に宿泊し、滞在中に豊かな地域資源を活用した食事や体験等を楽しむ「農山漁村滞在型旅行」(※3から引用)をさすが、実例として林業体験の取り組みを聞かない。恐らく山深いところでチェーンソーを使う作業もあることから、真っ向から難しいという頭があるのかもしれないが、苗木の植え付けや下刈り作業は、数時間説明を聞いて作業のコツさえ掴んでしまえば、林業経験者ではなくともできるのではないか。
 昔は、農業と林業を兼業して生きてきた時代があったのだから、そこからヒントを得れば2つの業種を体験できる企画も立てることは難しくない気がする。

 自治体や観光協会、NPO法人等が積極的に農業や林業を体験できる企画を検討いただけたら嬉しい限りだ。



(※1)
公務員の〝副業解禁〟自治体にもジワリ 神戸市、奈良・生駒市で基準明確化(1/3ページ)

公務員の〝副業解禁〟自治体にもジワリ 神戸市、奈良・生駒市で基準明確化(1/3ページ)

 働き方改革の一環として、政府が会社員の副業・兼業を推進する方針を打ち出す中、地方自治体にも副業解禁に向けた動きが広がりつつある。昨年4月、神戸市が先陣を切り…

産経ニュース

 

(※2)
(※3)

チェーンソーの世界大会!?

2023-05-23 00:44:00 | YouTube動画

世界にはたくさんのお祭りや大会がある。

 制限時間内に自分の顔にどれだけの「メガネ」をかける事ができるか競ったり、「ゲタ」をどれだけ遠くに飛ばせるか競ったりと、世の中には沢山のユニークな大会がある。

 では、「世界伐木チャンピオンシップ」をご存知だろうか。最初にお伝えしとくが「チェーンソーマン」とはなんら関わりはない。選手達のチェーンソーや林業への熱い想いが伝わる大会だ。

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 この大会は、チェーンソーの技術や速さを競う大会で大会種目は全部で5種目ある。
「伐倒競技」「ソーチェン着脱競技」「丸太合せ輪切り競技」「枝払い競技」どれも林業の技術として必要になってくるものだ。今年の「世界伐木チャンピオンシップ」レディースクラスで、「丸太合わせ競技部門」において日本人女性金メダルを獲得した。

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 大会に向けて彼女は、世界大会経験者に弟子入りし、週末はジムトレーナーオリジナルの必勝メニューで、大会前日まで入念に準備していたのだろう。彼女のチェーンソーに対する愛、日本林業に対する熱い情熱がなければ、ここまでのことは出来ないだろう。

 迫力を感じる大会、この大会を通じて林業という次世代へ繋ぐ未来への森づくりに少しでも興味を持っていただけたら嬉しい限りだ。

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森林とit技術の融合について

2023-05-15 22:08:00 | YouTube動画
 森林とIT技術、これら2つは180度違う世界を持つ。一方は命ある生き物で、もう一方は機械。決してお互いに関わり合うことのない、交わることもないそんな関係性なのかと思っていた。

 だが、この考えを一変する技術が既に開発されている。

 「森林クラウドシステム」「レーザー計測」「その他ICT技術」と今や、森林とIT技術が融合しているように感じる。(うそだろいえ、本当なんです。)

 地方の高齢化問題、林業の担い手不足という中で、国土の3分の2を占める森林を管理していくには、森林資源情報のデジタル化は今まで深刻だったこれらの問題を解決する希望の光となりそうだ。







 また、働き手の観点からみればデジタル化が進めば、高齢者や身体障害者の方も意欲的に働ける業界にもなるのではないだろうか。

 ただ、これはあくまでも個人的な見解だがデジタル化だけに頼ってはいけないと考える。it技術などでは分からないこともあるのではないだろうか。相手にしているのは命ある森林だ。人間は五感を持ち合わせているため、その時その時の森林の健康状態を正確にそして丁寧に見極めることができる。

 デジタル化が進むとはいえ、働き手が少なくても問題ないのかと言われれば、それは話が違うだろう。

 人×森林×IT技術が対立せず、それぞれの長所や魅力を林業に活かせる時が来てほしい。

 (明日からも、身体は東京に心は森の中に。)



【参考動画】
・森林・林業DX(NTT西日本グループ)


・ICT・AI技術を活用したスマート精密林業が日本の林業を変える。


・森林の見える化を



【参考HP】

森林資源情報のデジタル化/スマート林業の推進:林野庁


人と木が共存する社会とは

2023-05-12 00:06:00 | YouTube動画
 あ!今、いいアイデアが浮かんだぞ…
と思う瞬間って、人はどんな空間にいることが多いだろうか。

 恐らく緊張感に張り詰めた空間では、中々豊かな発想は湧かない。誰も良かれと思って張り詰めた空間にしたいと思っているわけではない。そこには色々な理由があるだろう。その一つとして自身のキャパを超えた仕事量を抱えなくてはならず(労働人口の著しい減少が主な要因)、中々思うように仕事が進まなくてイライラしてしまうことが挙げられる。
 だが、意欲的に仕事に取り組みたい、今の日本をもっとワークライフバランスを実現できる社会に変えていきたい!などより働きやすい環境にするにはどうしたらいいのか考えていらっしゃる方も多いのではないだろうか。決して人任せではいけない。変えていくにはチームで様々な意見を出し合いながら、どう変えていったらいいのか議論することが欠かせないと思っている。




 何をどう変えていきたいのか、それは日々の仕事のストレスを緩和できる、また温かみを感じることのできる木材を使用した、自然光がたくさん入る魅力的で開放感あふれた空間であれば、アイデアは沢山生まれるのではないだろうか。

 私は、そんな魅力的な空間で働いてみたい!そう思うこの頃です。


(参考リンク1)
日本初!高層純木造耐火建築物とは
日本初の高層純木造耐火建築物「Port Plus®」(次世代型研修施設)が完成 | ニュース | 大林組

日本初の高層純木造耐火建築物「Port Plus®」(次世代型研修施設)が完成 | ニュース | 大林組

日本初の高層純木造耐火建築物「Port Plus®」(次世代型研修施設)が完成

大林組

 
(参考リンク2)
 木造建築物が完成するまでに、様々な企業の方々が横のつながりを大事にして、たくさんの方々の熱い想いや努力が、確かにあるのだと気づかせていただいた動画です。皆さんで今よりももっと、魅力的な日本にしていきませんか?


木づかいシンポジウム, SUSTAINABLE FOREST SYMPOSIUM, 国産材,

木づかいシンポジウム, SUSTAINABLE FOREST SYMPOSIUM, 国産材,

木づかいで始まる脱炭素社会〜日本の森は「使う」時代へSUSTAINABLE FOREST SYMPOSIUM 2022開催決定!  >いま、木造・木質中高層ビルが熱い!@室町三井ホール(東京・日本...

SUSTAINABLE FOREST SYMPOSIUM

 


日本の森林を皆さんと一緒に守っていきませんか?

2023-05-06 15:09:00 | YouTube動画

 「おはようございます。」「お疲れ様です。」
私達は色々な人とコミュニケーションをとりながら生きている。

 人と人との繋がり、人から人への気配り、人の心の温かさ、これらはロボット(AI)ではわらないことである。では、言語が違えばどうだろう。我々は、その言語を勉強しないと相手が何を伝えたいのか分からない。だから、必死で英語やドイツ語、中国語、韓国語など相手が日常で頻繁に使用している言語を勉強する。これは、あくまでも日本人ではなく海外の方とコミュニケーションをとる場合だ。

 もし、どうしても伝えたいと思っている対象が人ではなく木だったら、森林だったらどうだろう。彼らは言語を話せない。でも必死で誰かに何かを伝えようとしている。我々人間はどうしたら彼らの気持ちを汲み取ることができるだろうか。恐らく彼らは、土壌や、下草の状態、生息している生物、木の樹皮や樹冠などから森林の状況を我々人間に伝えようとしている。





 地域が違えば森林の状態だって変わってくる。北海道地方と九州地方では全く同じ森林管理の方法をとっているはずがない。そもそも森林内に生えている樹種も違えば、土地の気候や傾斜度合いも違うのだから。

 だからこそ、我々人間が森林の健康状態にいち早く気づき、必要がある場所には人の手を入れ森林を整備していかないといけない。森林が一生懸命、声を上げている、その声に我々は応えなくてはいけないのではないだろうか。

 第一次産業である林業、今、この業界で多くの女性が活躍していることを皆さんご存知だろうか。そして、海外の女性からも日本の林業の魅力を発信いただいている。林業は男社会、女は必要ないと言われていた時代もあった。だが、そのような考えはもう古いと私は思う。今や、高性能林業機械やドローンも普及しつつあり、女性も働きやすい業界へと変わっている。

 性別や年齢、人種を問わず皆が一丸となって日本の森林を守っていきたい、皆で一緒に日本の林業を盛りあげていきたいと私は強く思うのだ。


  3K(きつい、汚い、きけん)と言われてきた林業業界。この考えから脱却し、自然や森林と一体となりワークライフバランスを実現できる魅力ある業界へと生まれ変わる時が、今まさに訪れようとしている。

   全国の皆様、日本の四季や自然を愛していただいている外国人の皆様!
「自然豊かな場所で林業を愛する仲間と共に、日本の森林を守っていきませんか!?」

(参考動画)
・①(森ジョブ)森林技術者の仕事と暮らし/長谷川優美(林業女子)

 ・②(Jチャンいわて動画)シリーズSDGs to 未来 林業に励む若手女性


・③愛媛の林業はいかがでしょう?東京から愛媛に移住。女性フォレストワーカー。


・④つなごう。「豊かな森を、つなぎたい。」(2分ver.)


Lillyさんが日本の林業について動画で発信されています!
・⑤日本の林業の現状を変えたい!林業女子デビューをします!Forestry Gift Debut in Japan


林野庁HP→林業における女性の活躍:林野庁