「馬」と一緒に土地を耕す、「馬」と一緒に材を運ぶ。50年以上前は、当たり前の光景だった。だが、今はそんな光景を目にすることは少ない。
今の時代、業務に効率化を求める人が大半だ。大量の仕事をどれだけ早く効率的に捌けるか。そしてちゃっちゃと仕事を終わらして定時で帰る幸せな毎日。こんな理想な生活はないだろう。だが、そんな毎日を過ごしているとふと感じることがある。
「人生を効率的に歩んだっていい、でも時間をかけてでも"生きてる"って常に感じれる日々を送ったっていいじゃないか」って。
私達は人間だ、生き物だ。だからこそ自然と共生しながら、自然に負担をかけずに土地を耕しながら米をつくり、あるところでは、森林を管理するために伐った木を運びだす。
「ああ、身体を動かし汗をかきながら、"今を生きてる"って感じてる。こんな人生はもっと好きだ」って感じれる人生を私は、歩んでみたい。