徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

東日本大震災から9年  「風の電話」

2020-03-15 07:57:59 | 2020栃木歳時記
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、政府は来週11日に予定していた政府主催の東日本大震災犠牲者の追悼式をを取りやめることを6日の閣議で決定。 東日本大震災から9年となる3月11日(水)午後2時46分に、それぞれの場所において黙とうを。

あまりにも突然、多くの命が奪われた。せめて一言、最後に話がしたかった人がたくさんいるはずだ。

風の電話
岩手県上閉伊郡大槌町の海(三陸海岸)を見下ろす丘にある「ベルガーディア鯨山」内に置かれた私設電話ボックス
電話線が繋がっていないダイヤル式の黒電話である「風の電話」とノートが1冊置かれており、来訪者は電話で亡き人に思いを伝えたり、ノートに気持ちを記載したりできる。電話機の横には次のように記されている。

風の電話は心で話します
静かに目を閉じ 耳を澄ましてください
風の音が又は浪の音が 或いは小鳥のさえずりが聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい



震災では行方不明者も多く、電話で『母ちゃん、どこにいるの?』と話している方もいたそうです。今いない人に話しかけることは、心に傷を負った方の癒やしにもつながります。

風の電話」が映画化され、2020年1月に公開される
「風の電話」を設置した佐々木さんは映画化について、次のようにコメントしている。
「会えなくなった人に想いを伝える電話『風の電話』。亡き人とつながれるという思いが、人に生きる希望を与えることができます。人は人生において、自分の物語を創出し、それを生きていると考えることができます。最愛の人を失った時、遺された人の悲しみを癒すのは、その人の持つ感性と想像力です。人間には、失ったものを取り戻したいと切望する想いがあります。癒しには、亡き人に再会できる、再びつながれるという想像を通して新しい物語が必要となります。




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