徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

中国の 電動自転車

2010-02-25 21:31:46 | 自転車
中国のイメージは、沢山の人が朝 自転車を漕いで通勤していく光景が目に浮かぶが
今は違う。人民服(何時の話だ)着てる人なんかいないし・・

街中で普通の自転車は少なく 
ほとんど電動自転車、電動スクーターである。割合としてはスクータータイプの方が多い。
漕ぐためのペダルがついた電動アシストタイプかペダルなしスクータかの違いである。
しかしペダルがついていてもものすごく重量がありそうで漕ぎたくはないだろう。
ガソリンエンジンのオートバイもほとんど見かけない。
大きな幹線道路だと一車線分くらいの自転車専用レーンがあるのでそう危険は
感じないが、狭い道路で歩道・自転車路の境があやふやなところは後から相当なスピードで
音もなく迫ってくることがあるので危険である。法律では20km/H以下の製造仕様らしいが
ウソである。
30km~40Km/Hは確実に出ている。ピーピー警笛鳴らして迫ってくる分にはうるさいが
存在がわかる。
日本ではハイブリットカーのモーター時の走行が静か過ぎるので擬似エンジン音を出すよう
メーカーが検討中というが、こちらではそんなこと知ったこっちゃないのである。 
3人のりで走っている輩もいるし。
タクシーを降りようとドアを開けたら後から突っ込まれた話も聞く。
 一番危険を感じるのが交差点の横断、それも夜間。右折車はどういうわけだか交差点に進入
してくるのである。交通法規がそうなってるのか?
 電動自転車の場合、夜間はおそらく90%以上が夜間、無灯火で走っ
ている。バッテリー上がりを嫌ってかそれともライトの玉切れが心配な
のか。無灯火が普通なのである。法規の取り締まりもない様だ。よくぶ
つからないものかと感心するが。車の運転も荒い。横断歩道を渡ってい
ても停まったり徐行したり歩行者優先の弱者譲り合いの精神はない。ク
ラクションで早くどけとせかされるだけである。
道路が混雑していて広い道路だと、渡りきるタイミングを見計らって注
意深く歩かなくてはいけない。慣れが必要である。

電動自転車が普及している理由は以下のとおり(以下引用文)

電動自転車は、2007年には上海では160万台、中国全土では21
00万台も生産されているという。中国で電動自転車の市場が立ち上が
ったのは、1997年といわれているので、この10年間で文字通り爆
発的に普及したことになる。
 このように短期間で大きな市場ができ上がった背景には、様々な要因が
絡み合っている。特に、中国各都市の中心部で事実上オートバイの乗り
入れが禁止となった「ナンバープレート規制」の広がりや、ほぼ
全ての道路に「自転車専用道」が整備されているというインフラ的な背
景、経済成長による幹線道路の慢性的な渋滞や通勤距離の増加といった
社会的背景などの3つが大きな要因となっている。
1990年代に入り、増えすぎた自動車、オートバイや助力車による環境問
題や交通事故の増加、渋滞の慢性化といった問題が顕在化するようにな
ってきた。これらに歩調を合わせるような形で、多くの都市において、
車両ナンバープレートの発給数を制限・禁止する「ナンバープレート規
制」が行われるようになってきた。このナンバープレート規制は、地方
政府が都市ごとに制定する法律で、日本でいう「条例」にあたる。詳し
い規制の内容は、各都市によって異なる。しかし、共通していえること
は、ナンバープレート規制は、交通量の特に多い各都市の中心部で実施
され、オートバイや助力車のナンバープレートの発給を大きく制限(事
実上は禁止状態)するものとなったことである。
このような規制が行われた背景には、もともと収入がそれほど多くなく
、オートバイや助力車が「庶民の足」として親しまれ、普及台数が多か
ったために「社会問題」の大きな要因となってしまったことが
挙げられる。さらには、自家用車は「高値の花」として
普及台数がまだまだ少ないため、バスや電車といった公共交通機関を発
展させたいという政府の強い意思が働いているともいわれている。現在
では、確認できただけでもナンバープレート規制が行われている都市は
、150を越えている。この状況を極言すれば、中国のほとんどの都市の
中心部では、なんらかの形でナンバープレート規制が行われ、オート
バイや助力車が取得、もしくは、通行できない状になっているといって
もよい状況である。
このナンバープレート規制により禁止されたオートバイや助力車に代わ
る「新たな庶民の足」となったこと、これが、電動自転車が普及した最
大の要因である。


電動自転車といっても、日本でも流行っているアシスト機能の備わった
高級自転車ではない。自転車に電池とモータをくっつけた、日本で言え
ば原付自転車の原動機部分がガソリンエンジンではなく、「電池+モー
タ」になったものと言う感じ
 ぶっといダウンチューブにバッテーリーが内臓されているのだろうか?
 乾電池式かと思われる巨大なライト、サスつきフロントフォーク、買
い物カゴ、巨大な後輪ドラムブレーキ、とてもペダルを漕ぐ気になれな
い低いシートポジションとアップライトなハンドル、盗難防止の前後輪
にかけられたごつい鍵錠・・ とシュールである
(十全街にて)


この電動自転車のバッテリーは2箇所に配置されているようだ。チュー
ブと足を揃えておく下の部位。 ヘビデューティな荷台と太いタイヤ、
訳のわからない巨大リヤスプロケットとドラムブレーキ、安っぽいMT
Bからとってつけたようなコイルスプリングのフロントサス、申し訳程
度についているアシスト用ペダル、どう見てもスーパーカブにしか見え
ない外観。 本当にペダルで自走する気あんのかよ って作り
(十全街にて)


こちらはケンタッキーフライドチキンの宅配仕様である。
バックミラー付き、真っ赤な配送ケースと車台が郵便配達のバイクみたいでカッコいい。
後の荷台につけられたカーネルサンダースの巨大な配送箱にどんだけチキンを
詰め込んで走るんだろうか?簡単にウイリーしそうで目立ちそうである。(十全街にて)


街中で見かけたコイン式の充電装置
命を大事に、ゆっくり走ろう?という事らしきもの
が書かれているが だったら夜無灯火で走るのはやめてよね


さて電動自転車のスペックについて触れておこう
1999年に中国で制定された「GB規格」(Guojia Biaozhun:国家標準。
日本の「JIS規格」に相当)
*否決項目:最も重要な内容で、違反することが許されない項目
・最高速20km/h 以下 (ウソだろう)
・制動距離4m 以下  (無理だろう)
・フレーム強度(詳細な試験規定有り)
*重要項目:重要な内容で、3項目の違反までしか許されない項目
・車体重量40kg 以下 (重い~ 自走で坂は登れない)
・ペダル駆動能力 30分 7km 以上 (どういう基準?体力によるだ?)
・バンク角25 度以上 (オートバイじゃないんだから)
・モーター定格出力240W 以下
・バッテリー標準電圧48V 以下
(補足)
● 価格:2,000元~3,000元のものが主流(日本円にして、約30,000円~約45,000円程度)
● バッテリー:鉛バッテリーがほとんど。電圧は36Vと48Vが主流。重量は10~20kg程度と重い。
軽量なニッケル水素電池を使った車両も存在する。
● モーター:定格出力150W~250Wのものが主流。中には、定格350Wの
高出力を売りにする商品もある。現地では、減速機構付きのものは「高
速モーター」、減速機構無しのものは「低速モーター」と呼称され、ユ
ーザーの人気を二分している。
● 車体:タイヤ、ホイール、ブレーキ、フレーム等は、自転車用の部
品、もしくは、自転車用部品を改良し「電動自転車専用」としたものが
多い。
● 性能:航続距離は40km~60kmの商品が主流。長い距離を使用するユ
ーザーが多く、航続距離に対する要求値は高い。一方、現在、中国で電
動自転車が使われている地域の多くは平野部で坂が少ないため、登坂性
能に対するユーザーの要求は日本ほど高くない。最高速は20km/hに制限
される。

スクータータイプの新車展示場
デザイン、スタイルは洗練されたもの。こちらの若い工員さんの月給
(1000元~3000元?)からするとかなり高い感じがする
(カルフールにて)





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2 コメント

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驚き! (time)
2010-03-03 20:11:37
驚き!
久しぶりにブログをチェックしたら、中国ですか。
八方の登りで、途中トンズラした、メルクス乗換えtimeです。
sinbllさんに相手にされず、kenも帰ってこないで寂しくサイクリングしています。
相変わらず、へたれですが。
また、お邪魔します。


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RE (TREK)
2010-03-04 01:00:12
お久しぶりです
自転車もう4ヶ月くらい乗っていないんですよ。 中国では危なくて乗れないし。
体重が4KGも増えてしまいました。
もう坂では多分誰にもついていけないでしょう。腹の肉を落すのって難しいもんです

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