宇佐八幡へ行く和気清麻呂
聖武天皇が信心を深めたためか早くに退位されました。そののちに皇位についた女帝孝謙天皇が体調を崩されたときに治癒させたことで力を得たのが道鏡です。
法相宗を学び、禅を会得していたといいます。それによって朝廷に参上するようになったといいます。
天皇をまどわせて自分の言いなりにして、自分ばかりかどんどんと一族も朝廷内で権力を得ました。
とうとう天皇の後継者となろうとしましたが、和気清麻呂によって退けられました。
和気清麻呂は足を傷つけられて、西国に流されましたが、八幡の使いであるシシ(いのしし、あるいは鹿)に助けられて、宇佐八幡宮の託宣から道鏡の思惑を断つことが出来ました。
のちのお話で道鏡が性的な力で天皇をかどわかしたとか、道鏡を用いたさまざまな揶揄(やゆ)が作り出された。それらが事実であることは確認できないですが、権力を自分のものにしようとするたくらみがあったと思われます。
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