行基は飛鳥時代から奈良時代にかけて、困った人を救済し、橋をかけたり、田を開発するなど力を尽くしました。
その祖先は百済に帰化した中国人ともいわれます。飛鳥寺や薬師寺で学びましたが、民とともに宗教活動を行いました。大規模の集会を開いて、一時は反政府活動にみなされて弾圧をうけましたが、田を開墾するなど、政府の方針にもかなうとして逆に好意的に迎えられるようになりました。
聖武天皇は行基に帰依して、大仏の勧進(建設のためのよびかけ)に任命して、建立をすすめました。行基のおかげで困難な大仏の建設が進んだそうです。
残念ながら生前に大仏は完成しませんでしたが、大安寺に迎えた外国僧の菩提僊那らが大仏の開眼供養をつとめました。
行基の行いは全国に伝わり、今日も行基が作ったとされる仏像が各地にあります。
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