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Re.1998.1.24

2008-01-24 17:11:41 | 旧メンバーブログ
勝つためのメンバー選んだ

サッカー岡田監督に聞く

『代えねばならぬ』は理解できない

サッカーの日本代表は2月8日から豪州合宿に入り、
ワールドカップに向けて始動する。

29人の候補選手を選んだ、岡田監督はチーム作りに
どう取り組もうとしているのか


予選から大幅な選手の入れ替えはなかった。
「チームにとって何が必要で、何のために誰を使うのか
 この時期にどういうメンバーを集めたらよいのかを考えて決めた。
 ワールドカップに勝つことが目的であって、
 メンバーを代えなければいけないという考え方は理解できない。

 リストアップした50人から消去法で決めていった。チームに不足するもの
 を加えるための選考だ  」


力の差を考えて戦う

――――強敵を相手にするWカップでの戦い方は

「同じグラウンドで、同じ球とゴールで、同じ人間が
 同じサッカーをするのだから、ベーシックな戦術は変えない。
 そうはいっても、「ワー、行け」といって討ち死にするのも
 ばからしい。力の差を認識し、ある程度の戦い方の変更は
 しなければならない。ただ、相手を抑えることばかりを
 考えていると、恐れる気持ちが出てきてしまう。

――――チーム作りの進め方は

「より速く、より正確に、より激しく、より広く
 ということを豪州合宿の最初に伝える。
 魔法や秘策はない。判断やパスのスピードを
 少しでもあげるなど、地道に取り組む   」

――――1勝1敗1分けの根拠は

「どこに勝ち、どこに負けるとは考えていない
 出場できるだけでいいとか、負けてもいいから欧州に
 売り込みたいとか、目標がばらばらではチーム作りが大変なので
 早めに目標を掲げた。アルゼンチン、クロアチアとは
 10回試合をして1,2回勝てるかどうかの差があるかもしれないが、
 その1回をW杯に持ってくればいい。
 
 ジャマイカも楽勝できる相手ではないが、それぞれ欠点もある。
 そこを突いていきたい        」

――――W杯まで、チームをどう仕上げるのか

「おどおどと怖がるようなチームには絶対にしたくはない
 試合前に堂々とグラウンドに立ち、100%ファイトするチームを作る」

(朝日新聞 1998年1月24日付 スポーツ欄より)

オシム監督の後を引き継ぎ、再び、日本代表の監督を岡田監督は
している。

オシム氏がだいぶ回復してきたとニュースで伝えられているが、
どうなのだろうか。

ちょうど10年前はフランスW杯の年であったのだ。
代表メンバーから岡田監督が三浦和良選手を外したあの会見が浮かぶ。

今回、岡田監督は、日本代表の目標を
W杯ベスト4(ベスト8かも)としたのをスポーツニュースで
聞いた。指揮官として、今回の記事にもあるよう
目指すべき方向を示し、そこに向かっていくだけである。

「岡ちゃん」と親しまれたこの時代から、10年
日本のサッカー技術、そして、取り上げるマスメディアの数、
熱烈なサポーターも増えたことだろう。

2008年 W杯予選に向けて、
岡田監督の采配が気になる。



 

 

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