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Re.1998.6.26

2008-07-03 21:25:01 | 旧メンバーブログ
子を育て、けなげに生きて

生まれつき、手足に重い障害を持ったメスザルの生涯を
19年間、追い続けた記録映画

「ニホンザル モズ 26年の生涯」
が完成した。

ロケ数は約300日に及ぶ。
1匹のニホンザルとその家族を
長期間にわたって撮影した映画は珍しい。

昨年7月 長野県の地獄谷野猿公苑で
1匹のメス猿が死んだ。
モズ、26歳だった。モズは四肢に障害があった。

カメラが入ったのは、78年春
モズが7歳で初めての子・モミジを産んだときだった。

メスのモミジには障害がなく、
元気に成長。モズは不自由な体で懸命に子育てに励んだ。

冬、群れに遅れまいと、モミジを胸に、雪道を
必死に這い回るモズの姿が見られた。

以来、カメラは野猿公苑の四季の自然を織り交ぜながら、
モズの姿を追い続ける。

職員たちは当初、短命と予測
出産してからも子育てが出来るか、と心配していた。
しかし、モズはけなげに生き、老いた。

監督の岩崎さんは30年間、動物を中心に
記録映画を製作してきたベテラン。

撮影開始当時は、19年間もかかわるとは思っても見なかった。

岩崎さんは
「モズを追っているうちに、一生付き合う気になった。
 ハンディに負けずに生きるモズ、そして家族の絆の強さを
 描きたかった。」

と話している。

(朝日新聞 1998年6月26日付 家庭欄より)

「親の愛」というものを、想像してみれば
人間も動物も変わることがないのだと気づく。

母親は、自分の体で生んだわが子

自分とわが子の区別すらつけられないときもある。
母親が自身の命さえ投げ出すことも厭わずに、
わが子を救おうとする行為は、

自己犠牲というよりも、それによって自分を救おうとしているようにも
見える。

障害をもって生きたモズ
もしかしたら、子どもを育てることがなければ、

短命に終わったのかもしれない。

岩崎さんは、障害をハンディと言っている。

障害をハンディと捉えるのか

手足の重い障害・・・不便だったことに変わりはない
でも、モズの子ども、モミジは元気に生まれすくすくと育った。

子は親の背中を見て育つと言う。

けなげに、そして懸命に育てるモズの背中

モミジにとって、何よりも生きる力になったと
私は感じる。



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