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きせきのリンゴ☆小さなお手伝いのお話

2009-02-26 22:02:23 | 旧メンバーブログ
木曜日担当のノリです

予定より、1日遅れてしまいました。
もうすぐ、2月も終わり、3月に入りますね
この間、ある方がこのようなことを言っていたことが耳に
残りました

梅は桜の花のようには咲かない
桜は梅の花のような香りはない

どちらかが優劣につくというものではなく、
それぞれに魅力があり、だからこそ補い合ってやっていけばよい、
そのような言葉でした。

就職活動を進めながら、自分の長所・短所
企業の長所・短所と様々なところに目を向けなければいけない。

自分、そして企業との相性は
梅、桜に例えれば、梅同士の場合、桜同士の場合
似た部分に惹かれるところもあれば、
梅、桜と別々の部分に魅力を感じる場合もあるかもしれません。

お互いの魅力を知った上で、相性の良さに気づけるのかもしれません。

話は変わりますが、NHK「プロフェッショナル」で放送のしたことのある
りんご農家の木村秋則さん

農薬も肥料も使わないりんご作りへの挑戦の日々を追った
「奇跡のリンゴ 絶対不可能を覆した木村秋則の記録」(幻冬舎)の本を
読みました

木村さんが、プロフェッショナルの番組に出ていたことは
知っていましたが、ノリ自身は番組を見ていませんでした。

何で、興味を持ったのか?

ノリの母の実家で、りんごを作っていました。
市販で売られている100%りんごジュースと、母の実家で作った
100%ジュースは、今でも、なんとなく味が違ったのを覚えています。

母の実家から、リンゴが届くくらいで、ノリ自身は
りんごが出来るまでを手伝ったことはありません。

本を読むまでは、どれだけ、農薬も肥料も使わないりんご作りが
難しいことか、想像できませんでした。

食品偽装とニュースが騒がれる中、
一方では、木村さんのように無農薬・無肥料で野菜や果物を
懸命に作り続ける人がいること。

食の安全のために、どれだけ手間がかかることを改めて知りました。

この本の中で、印象に残ったところを抜粋します。

「人間に出来ることなんて、そんなたいしたことじゃないんだよ。
みんなは、木村は良く頑張ったっていうけどさ。
私じゃない。リンゴの木が頑張ったんだよ。これは謙虚なんかではないよ。
本気でそう思っているの。だってさ、人間はどんなに頑張っても自分では
リンゴの花のひとつも咲かせることが出来ないんだよ。手の先にだって
足の先にだって、リンゴの花は咲かせられないのよ。
そんなことは当たり前だって思うかもしれない。
そう思う人は、本当の意味がわかっていないのな。
畑を埋め尽くした満開の花を見て、私はつくづくそのことを思い知ったの。
この花を咲かせたのは、私ではない。リンゴの木なんだとな。
主人公は、人間じゃなく、リンゴの木なんだってことが骨身に染みてわかった。
それがわからなかったんだよ。
自分がリンゴを作っていると思い込んでたの。
自分がリンゴの木を管理しているんだとな。
私に出来ることは、リンゴの木の手伝いでしかないんだよ。
失敗に失敗を積み重ねて、ようやくそのことがわかった。
それがわかるまで、ほんとうに長い時間がかかった。」


ジョッキーである武豊が、このようなことを本で述べていました。

2005年8月
英国ヨーク競技場で行われたインターナショナルステークスで、
初めてゼンノロブロイという馬に乗りました。
このときが初めての海外遠征でした。
ゼンノロブロイにとっては、遠路を運ばれ見知らぬ環境で調教され、
走ったことのない競技場で走ることになる。
このときは小差の2着でした。

そのレースで、最後まで決してあきらめず伸びていこうとする
走りに、私は頭の下がる思いでした。実はこのレースで
ムチを連打したので、英国のルールによって4日間の騎乗停止処分を
受けました。レース中にそのことはわかっていても、
ゼンノロブロイの必死の走りが伝わってきて、
何としても勝たせてやりたかった。

馬の感情がわかり、それに応えたいと思う。
その努力に私の力を加えて、勝ちに行く。
この一体感が、ジョッキーの至福かもしれません

『仕事力 青版より抜粋』

木村さんもリンゴに関して、あくまでリンゴの木が生長しようとするお手伝い
武豊さんも、馬が走りたいと思う気持ちに対して、力を貸すといっています。

自分が主体ではなく、あくまで支援者であると。
自分が主体という観点からずれることで、
何か見えてるくるものがあるのだと思います。

1人の力が小さいものであるからこそ、何かとつながることで
大きな変化や力をもたらすのかもしれません。

何かに夢中になっている瞬間は、自分ばかりが、自分だけが、
がんばっていると思いがちですが、
誰かによって生かされている、支えられていることに
気がつかなければいけないだと思います。

1度、この木村さんの無農薬・無肥料で作ったりんごを
食べてみたいものです。


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