じょいじょぶろぐん-JOYJOBLOGUN-

JOYJOBメンバー他では言わない自身の秘密?!を毎日更新

Re.1998.1.17

2008-01-17 16:57:24 | 旧メンバーブログ
1.17宣言

1月17日は忘れない。
一瞬にして私たちの町が崩壊した。
家族を、友人を、財産を失ってはじめて
築き上げてきた近代都市の脆さをかみしめた。

技術の不足も、
社会の不備もあっただろう
しかしそれらを過信し、危機感をもてなくなっていた。

私たちの中の油断をまず、悔やまなければならない。
明日の安全は、個人の意識にはじまる。

そして生産だけにとどまることなく、生み出されたものを有効に
安全に使いこなせる社会を皆で模索していかなければならない。

過酷な現実の中から、声を掛け合い、助け合い立ち上がってきた。
社会の基礎を失った被災地で、復興の原動力となったのは、

家族や地域の、みじかな人々のつながりだった。


瓦礫の山を前にした私たちに、日本中、世界中から
届いたボランティアの精神、再び前と進む勇気を持たせてくれた。
地域も企業も国をも越えた大きな力に気付かせてくれた。

人と人とがつながっているということは、なんと心強いのだろう。
人と人とがつながっているということは、どんなに大きな力と
なるだろう。


元の生活を取り戻し、経済が復興しても、危機感だけは失わぬよう
たゆまぬ努力を続けよう。
6000人を超える亡くなった人々への鎮魂のためにも
いまだ生活の基盤が整わない人々のためにも忘れるわけにはいかない。

ただ、ひたすらに走り続ける競争の時代ではない。
行政組織も、営利組織も、非営利組織も
教訓を生かして、防災性の高いまちづくりに努力を続けなければいけない。

現実をしっかりと見つめ、生きていこう
自然への畏敬を胸に抱き、人としての生活を尊重して、
確かな人の輪を、築いていきたい。

豊かな明日のために、今日を真剣に生きていこう。

私たちは1995年1月17日午前5時46分
阪神・淡路地方を襲った大震災の体験を教訓として

すべての都市が、安心して住める安全な都市として
再生することに貢献し、世界に協力の輪を広げて生きたい。

1・17人類の安全と共生を考える兵庫会議

(朝日新聞 1998年1月17日付 全面広告 兵庫県より)

昨日、1月16日も、中越沖地震から、半年が経った日であった。
阪神・淡路大震災から今年で13年目を迎える。

時間の経過とともに、人々の関心は極めて薄くなり、
でも、そこに住んでいるからこその実情も存在する。

天災によって受けた傷、物理的な損傷もあれば、心の傷も存在する。
そして決して、その思いはどこにもぶつけることができない。

嬉しいことと違い、痛みや苦しい思い出は、風化してしまいたくもなる。
でも、その傷に逃げることなく、向き合わなければ、また
同じ失敗を自分が他人が受けるかもしれない。

宣言にもあるとおり、確かな人の輪
築いていかなければならない社会を

僕らが作っていかなければならない。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿