ー…2月28日午前1時半頃の前のバイト先での話
ケラモン(19歳♂)「Dさん最近出たこの背油のカップ麺もう食べました?」
Dさん(三十路♂バイト先の先輩)「…お前、俺に聞くってことはお前食ったんだよな?」
「いややや、食べてないから感想聞くんでしょうが」
Dさん「わかってねーなこの振り下手が。今日最後だっつーのにそのキレの悪さはねーぞw」
蹴りが飛んできました。
…すげー理不尽に振り下手のレッテル貼られとる…
この日はDさんとの最後の引き継ぎの日。
ケラモン(振り下手)「…わかりましたよ。ここで食べます(笑)」
Dさん「ここで食われたら俺の仕事の邪魔だろっwバック行けバック」
お湯入れてバックへ。
Dさん「お前…この空気読めよ。コメント期待するしかないこの芳しい空気」
「…おれにそういう振り方します?」
Dさん「いーから食えっそして面白いこと言えっ」
…エグい。つか酷い。
ずずずー…。
「…あー…これは」
Dさん「おぉ」
「………思った以上に普通。」
蹴りが飛んできました。
僕の限界はこんなもんです。
Dさん「お前…基本的にちょっとずれてるよな。」
「別に普通です。でも、人に『お前普通だよねー』って言われるのは嫌です。」
Dさん「どっちだよw」
「人間他人に自分の底を見透かされたような言い方されるのは気に入らないもんです。機嫌を取りたいならどっちかというなら『不思議な人だよねー』が正解です。」
Dさん「そういうもんか。」
「Dさんって不思議な人ですよね。」
Dさん「………ほんとだっ。なんか嬉しいっ」←
…世間の人々の大半は寝静まったであろうころ、 バイト終わりにDさんとこんな風にバカな話をしながらゆっくりと時間を過ごすのが結構好きだったりします。
・・・・・・
Dさん「お前さー…ここのバイトで得たものって何よ?」
「…無茶振りの回避の仕方は最後まで学べませんでした。」
Dさん「ここは真面目に言っとけ」
「…人との繋がりですね。常連さんやその時しか会わないだろうけどトラックの運ちゃんとか、色んな人と仲良くなれたし。あとは仕事に対する楽しもうって姿勢とか。Dさんからは特にそのあたり影響受けたと思いますよ。」
Dさん「そういうのはいらないけど…(笑)」
「でももっと言うなら、別にここのバイトに限らない社会での色んな細かい気の遣い方とかも教えてもらえましたよね」
Dさん「そりゃー経験値が違うからな。つか、お前にしても教えられたところですぐにできるもんじゃないしな。」
「…そうですね。」
Dさん「まぁ一応最後だから言うけどさ、俺の考え方としてな。」
「改まりましたね。はい。」
Dさん「これからお前もいろいろやると思うけど、これからの世の中大切なのは『いかにマニュアル以上の仕事ができるか』だと思うよ。
社会全体がマニュアル化されつつあるのはお前もわかるだろうし、コンビニもそうだろ。
でも仕事できるようになりたかったらマニュアルだけに縛られるな。接客ならマニュアルを読むんじゃねぇ。むしろ人の気持ちを読め。
『お箸は何膳お付けしますか?』って、相手を見ればまずだいたいわかるろ?そんなら『お箸は○膳でよろしいですか?』の方が温かみがあると思わね?」
「確かに。」
Dさん「なんでもそうだと思うよ。いくらでも応用できる。
次、俺の人生訓みたいなもん、『うまくいかないことを他人のせいにすんな』。
お前はそこが弱い。どうしようもないことを自分のせいだと背負こむし、本当に向き合わなきゃいけないところから内心逃げようとする。…心当たりあんだろ?」
「………」
Dさん「合理化だけじゃ成長しねんだよ。
前にも言ったけど、『優しさ』を勘違いすんな。」
「…はい。」
Dさん「ラスト、『元気があればなんでもできる!』」
「…どっかで聞いたことあるっす」
Dさん「黙れそこ。俺が言ったんだ俺が。
でもほんとこれは思うよ。別にずっとハイテンションでいろってことじゃなくてさ、あいさつしっかりするとか、怒られても少なくとも人前では凹まないとかさ。
…お前はこの辺はまぁまぁやるよな。たまにめんどくさいけど(笑)」
「安心してめんどくさくなれるのはDさん相手だからですよ(笑)」
Dさん「でも全っ然まだ元気足りねぇ。こういう元気な奴は上からも面倒見てもらえるし絶対強いよ。」
「…それも1つの才能ですね。」
Dさん「努力する価値はある。まぁこんなとこだ。これからもほどほどに頑張れ。」
けら「………Dさん」
Dさん「何?」
「大人っぽいこと言うようになりましたね。」
最後の蹴りが飛んできました。
・・・・・・
その後グダグダ6時までコンビニで過ごして帰りました。
面白かったから全然いいけど(笑
オーナーに次の日言ったら「アホだ…」って笑われたけどorz
そんな前のバイト先の卒業前日でした(笑)
・・・・・・
新しくバイトを始め、なんとなく去年のことを思い出しました。
ただ出勤して、言われた仕事をして時間を消化。それでお金をもらうだけじゃアルバイトはもったいないー…そんな風に教えてくれた熱く優しい先輩がいました。
先輩の言ったことを忘れずに、僕もまた頑張ろうと思います。
…ボスとの関係を←←
「こっこってなんか違うよねー」
…もっとちゃんとほめてもらいな?(笑)
ちなみに今日ボスにほめられたっ///←