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Re.1999.4.9

2009-04-09 19:56:19 | 旧メンバーブログ
リーダー格は石森さん

1958年、初めてトキワ荘に足を踏み入れた私が、
ギシギシ鳴る階段を上り、通されたのは、石森さんの部屋。

1人でしばらく待たされたものだから、部屋にある豪華な
ステレオセットが気になって仕方がありません。

テレビもあったけれど、ステレオが。
「ちょっとだけ」と、レコードキャビネットを開けて見ようとしたら、

石森さんが「やあやあ」と現れて。
恥ずかしかった。
その後から、赤塚不二夫さんがお茶を持って入ってきました。

あいさつを終え、一息入れて考えて見ると、
その夜寝る布団がないんですよね。

赤塚さんのお母さんに、
「お荷物は後から来るの」と聞かれて、
「いえ、これだけです。」と答えると

急にみんな、じたばたし始めて、あっちの人から掛け布団
こっちからは敷布団という感じで、

たちまちひとそろいできでしまいました。

結局、4ヶ月間その布団で、寝ていたような気がします。

トキワ荘にいる間は、石森さん、赤塚さんと一緒にいる時間が、
断然長かったです。

3人で合作もしてましたし。

リーダー格は石森さんです。にきびだらけの顔
手塚先生をまねたベレー帽。超ヘビースモーカー
赤塚さんより3つ年下で、まだ20歳でしたが、才気の塊でした。
漫画を語れば、とめどない。
音楽にも、映画にもうるさい。
その上、ものすごい読書家で、ハヤカワミステリーを買いすぎ
本の上に布団をしていた伝説があるくらい。

アイデア会議と称して、近くの喫茶店に。
そのときは、決まって石森さんのおごり。
仲間内では収入が、多かったですから。
それも、誰も負担に思わない。卑屈にもならない。
そういう雰囲気がトキワ荘には、ありました。
(朝日新聞 1999年4月9日付 近い昔の物語 漫画家 水野 英子)

トキワ荘と聞けば、1度くらいは耳にした事があるのではないか?
ノリも、石森さんや赤塚さんなど、名だたる漫画家の人たちが住んでいた
アパートだと聞いたことはある。

それこそ、ちょっと昔は、
大学の寮なども、満員だったと聞いた事があるが、
今では、入寮している人数も、定員の3分の2から、3分の1程度と聞いた。

自分自身も、最初は寮に入ろうと思っていたのだが、
結局、1人暮らしをはじめた。

どちらが良いということは、寮暮らしがないので、
比較はできないが、それぞれにメリットがあるものだと思う。

それこそ、1人暮らしでは、自分が何から何までもやらなければいけなく、

団体生活は、個人のプライバシーは、ほとんどなくなるものの、お互いが
協力してやっていけば、楽になるものもある。

ノリのアパートの隣の人は、化学を専攻している人なので、
専門分野について、語ってもらう時が面白い。

全てを理解は出来ないが、それでも聞いていると、
化学は奥が深いなと感じさせられる。

今まで、先輩が方には、多くの話をしてもらい、
また、ご馳走になった。

今度は、自分が4年になり、後輩に色々、タメになる話と
ご馳走をしてあげなければ、いけないと感じます。


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