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Re.1999.2.19

2009-02-19 03:46:03 | 旧メンバーブログ
誤解を生んだ報道 『遺憾』

埼玉県安全宣言

埼玉県所沢産野菜の価格暴落問題について
同県は、18日、テレビ朝日が
「高濃度のダイオキシンが検出された」と報道した産品は
せん茶だったことを明らかにした上で、
「安全性に問題はない」と発表した。

現在調査を続けている厚生省も、おおむねこの結果を支持している。
地元農家はほっとした表情を見せた。
今月1日に騒ぎの発端となった報道をした
テレビ朝日「ニュースステーション」は、この日の放送で
一部の表現について「結果的に生産農家にご迷惑をかけた」と
陳謝した。

「乾物であるせん茶を『葉っぱもの』と表現するとは
 大変遺憾だ。」

18日に記者会見した埼玉県幹部は、テレビ朝日の報道を批判した。
7種類の資料を報道陣に配り、安全性を訴えた。
「緑茶は発ガンを抑制する」とのデータを示し、消費者に理解を求めた。

記者会見に臨んだ県茶業協会は、
「消費者はホウレンソウ騒動でダイオキシン問題を理解したと思う。
 お茶は安全だろうと信じてくれるだろう」と話した。

所沢市内に2ヘクタールの茶畑を持つ茶農家は
「ダイオキシンは水に溶けないことは知っているから。」
と落ち着いた口ぶりだ。
農薬をできるだけ使わずに、有機栽培にこだわってきた。

一方で、それだけに売り物にしてきた品質のよさという
イメージに傷がつくのを恐れている。

「安全とは言うものの、消費者の受け止め方次第だ。
 多少は売り上げに、影響があるかもしれない。」と話す。

(朝日新聞 1999年2月19日 社会面より一部抜粋)

もし、自分の住んでいる地域の農家で
ダイオキシンに似た有害な物質が検出された場合、
どうだろう・・・・

もちろん、上記のように農家で出荷されている
農作物は、不信があって、消費者は購入を控えるだろう。

周りに住んでいる人たちも直接的な被害はないものの。
もしかしたら、有害な物質が出ることから、
汚染された空気を吸っていたのではないか?
今、私の健康状態は大丈夫なのだろうか?
と不安にもなってしまう。

彼らは、見えない被害者でもある。

事件などでモノを見られるときには、
光を当てられる部分と、当てられない部分が存在するだろう。

だからこそ、詳細を報道する際には、
なるべく1つの見方よりも、あらゆる角度から検証することで、
光の当てられるべき部分に対しては、余すところなく報道がなされ
光の当たらない部分には、極力当てないようにしないと、
関係のないところで被害を生んでしまう。

基本とされる
「報告・連絡・相談」
この過程がしっかりなされていれば、このような自体にならなかったのでは
ないだろうか。

独りよがりで判断せず、ホウレンソウをするということ。
わかっているけど、なかなか自分でも出来ていないものだ。

心がけたい、そう思う。






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