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Re:1997.12.27

2007-12-27 21:56:12 | 旧メンバーブログ
世界の街で、鼓動を感じて

暮れ行く1997年。今年も世界のあちこちで
国同士のいがみ合いや民族間の争いが起き、
経済の変動での荒波が人々を襲った。

海外の特派員が、自分たちの住んでいる町や
取材先で記したメモをのぞいてみよう


2つの顔 ブリュッセル発

子どもへの優しさと虐待に戸惑い

小さな子ども連れにとって、ブリュッセルは住みやすい。
緑の濃い公園があちこちにあり、
安心して散歩が出来る。
公共の場所では、見ず知らずの他人でも子どもには
親切にしてくれる。

1歳になったばかりの娘の場合、日本人の赤ん坊が珍しいこともあって
特にそういう印象だ。近くの公園で娘を遊ばせていると
ベルギー人のおばあさんたちが寄ってきて、あやしてくれることも多い

その中の1人があるとき、妻に
「何ヶ月なの、女の子」
と声をかけてくれた後、こう言った。

「誘拐されないように気をつけてね。」

こちらは、誘拐なんて心配しすぎじゃないか。
親切そうな人ばかりのに・・・と思いかけた。

ところが残念ながら、そうでもない面もある。
児童虐待に関するニュースはまるで日常茶飯事だ。
中でも、昨年発覚した連続少女誘拐殺人事件は
調べがまだ続いており、事件を契機に人々が
政府に抱いた不信感は、今も深い根を残す。

この事件では、初動捜査のずさんさが指摘された。
その理由の1つが国家警察、裁判所に属する司法警察、
更に自治体警察という、複雑な縄張りの存在だ。

連邦政府は、警察・司法改革を約束した。
ところが、この秋に発表された改革案は、機構いじりの
域を超えていない。

結局は、「気をつける」という自衛が1番になる。
でも、むやみに周りの人を疑いたくはない。

ベルギーの2つの顔で戸惑っている。


(朝日新聞 1997年12月27日付け 抜粋)

素直にそのまま感情を受け取ることが出来たら、
人間関係はスムーズに行くのかもしれない。

でも、なかなか簡単に素直に感情を受け入れることが
できるほど、信頼関係を築くのは難しいことのように思う。

信頼関係を築くのに、時間はかかっても
その信頼が切れてしまうことは、いとも簡単に
きれてしまうことのほうが多い。

身の回りに起きる出来事・それと社会で起きること
を比べると、社会の出来事は
どこか他人事のように感じてしまい、
意識としては薄れがちである。

2つの顔、表と裏の感情
場面によっては、必要ではあるが、
1つの顔でいたいものと考える。




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