ピアノとともに

定年後の再開ピアノ。新たに学ぶ1曲1曲が大事なものになりました。

ツェルニーと指の付き合い方

2025-02-14 | へバーデン結節
4か月以上前、へバーデン結節+ブシャール結節で痛み始めた私の左手薬指は
一向に治る気配をみせてくれません。
ピーク時より痛み度合いは和らぎましたが
私の場合、特に第二関節の腫れが引かず、薬指が少しでも斜めに鍵盤にあたると痛みます。
ピアノの練習時は、第一及び第二関節の2箇所、ぐるりと指を1周テーピングしています。

左薬指は他の指に比べて出番が少ないのがせめてもの救い。
例えば練習中の間奏曲だと、怪しそうな感触を持ったのは1箇所だけでした。
左手小指で音を抑えながら薬指を打鍵するところ。
ここを念のため中指に変更すると、中指と次の人差し指を思い切り広げる必要はありますが
問題なく弾けます。

こんなふうにほんのちょっとの工夫をすれば(おそらく、工夫しなくても)
最近弾いている主にロマン派の曲では、痛くて困ることはありません。


一方、事前によく考えて弾かないとリスクがありそうなのがツェルニー。

取組中のツェルニー40 No.25 は
両手ユニゾンでのスケールが繰り返される曲です。
運指が私には難しいのですが、ハノンのように明快で、何度かの転調も心地よいです。
ただし、左手がはじめから最後まで休みなく動き回ります。

【痛み対策】
通し練習前に、まずは、ゆっくり弾いてチェックをしました。
スケールで左手薬指が指超え/くぐりの時、黒鍵を弾くのは楽ですが、白鍵の場合は要注意。

変ホ長調は黒鍵なのでOK、変ロ長調の上昇スケールの赤の箇所では痛みの予感がしました。
さらに下降スケールから薬指が起点となって上昇スケールに転ずる青い箇所も
注意しないと痛む可能性がありそう。

 

赤は腕を使って角度に気をつけて弾き、
青は、運指指定がなかったので楽な親指で弾くことにしました。

という具合に準備をしてから練習にはいります。
No.25は痛みに関しては概ね課題クリアできたようです。
たぶん、練習やりすぎなければ。

【俊敏性】
痛みと並ぶもうひとつの課題が俊敏性(?)。
左薬指の俊敏さが、痛くなる前より失われている気がしています。
指もやや変形しているし、特に第二関節にモッタリ感があるので
敏速にして軽快な動きができる気がしません。
痛みはいずれ治っても指の変形や俊敏性は悲しいけど治りそうもないのかな。

考えても仕方ないことなので
先生に合格をもらえる程度の速さと内容で弾ければOK、とすることにしました。
今の先生は、ツェルニーの速度については寛容です。

【ツェルニーを今後弾き続けるか】
指のために、ツェルニーを休もうかと思ったこともありました。
でも、先生にも伝えないまま、ずるずると4か月が過ぎた今
チンタラでもいいので、できれば全曲を終わらせたいと思うようになりました。

ツェルニー40番を折り合いをつけながら無事完走できたら
この指の状態のままでも弾きたい曲をこれからも弾けるはず
という根拠のない自信を持てそうな気がするから。


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