空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

劇団☆新感線 SHINKANSEN RX「ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII」

2013-02-16 23:28:13 | 観劇(タカラヅカ以外)
粋なロックが似合うぜ~♪

オリックス劇場まで行ってきました。「五右衛門3」!!
五右衛門ロック」は今は無き厚生年金会館で観劇(これが初・新感線だった)
ゲキ×シネも見て、DVDも軽く20回は見て(爆)
劇中歌全部フルコーラス歌えます! ぐらいに大好きな作品です(やりすぎ)
(マイカー通勤時代に、車の中で延々聞いていたもので……)

続編の「薔薇とサムライ 五右衛門ロックOVER DRIVE」は、
チケットが取れず(大泣)、ゲキ×シネだけ見ました。これも好き。

そしてまさかの3作目、完結編らしいです。


さて、オリックス劇場は新しい建物で、トイレも綺麗で個室も多く、
2階席3階席の傾斜もきつくて良い感じなんですが、
3階席最前列は、背もたれに背を付けて座ってしまうと舞台が完全に見えないという、
「設計責任者出てこい!」てなことになっておりました。梅芸3階席よりひどいんじゃないか、あれは。
後ろの人ごめんなさい。
(でも終演後、座ってみたら、2列目3列目は傾斜が幸いしてわりと見やすいようで。
1列目だけハズレなのか…!? もしかすると。)

3作目の舞台は、原点に戻って日本!
「空海の秘宝」を巡って、おなじみ石川五右衛門@古田新太を中心に、
女盗賊・猫の目お銀@蒼井優、
京都所司代盗賊目付探偵方・明智心九郎@三浦春馬with「小林君」含む「少女探偵団」の三つ巴の争い、
(あー、探偵だから「明智」ね、と思っていたら、これが後半のどんでん返しに絡む)
そこに、堺の悪徳商人・蜂ヶ屋善兵衛@村井国男と、
五右衛門への復讐を目論む死の商人アビラ@右近健一(from「五右衛門ロック」)
同じくマローネ@高田聖子(from「薔薇とサムライ」)、
更には太閤秀吉@麿赤児と石田三成@粟根まこと、
傾奇者・前田慶次郎@橋本じゅんに、なぜか王子シャルル@浦井健治(from「薔薇とサムライ」)
まで絡んで、もうひっちゃかめっちゃかの物語。

テレビで古田氏が「内容は、ありません!」と断言しておられたけど(笑)
1幕終わって、「本当に、内容が無い……」と、言葉を失う。
歌って踊ってギャグ満載で、……で、この話は終わるのか?という。
えーっと、宝塚で「めぐり会いは再び2nd」を見たときの印象に近いかもしれない。
「薔薇サム」は、世界観を1回リセットしていたけど、今回は1や2からそのまま
引っ張ってきているので、交通整理ができてない(笑)
オールスター登場の豪華さと楽しさに持っていかれて、ああ、これも新感線の一つのスタイルかもね。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損、みたいな(何を言ってるんだ私も……)

「内容は、ありません。とりあえず、三浦春馬がカッコいいです。蒼井優がかわいいです」
古田氏の言葉は間違ってない(爆)
でも私はシャルル@うらけん氏が好きなもんでね! 頑張れ王子! 負けるな王子!

でも二幕に入ると、「そうか! あれもこれも伏線だったか!」という驚きが満載で、
大団円に持っていく、その手腕もさすが。
舞台機構をフル活用した演出の数々も、冠徹也さんたちが歌い上げる楽曲も、
新感線と言えば!の大立ち回りも、どれも凄い!
ストーリー展開はお約束満載なんだけど、見たいものをきっちり見せてくれる。
歌舞伎的な見得切り場面はやっぱりカタルシス。

東宝ミュージカル好きとしては、
村井国夫さんや高橋由美子さん、浦井君の歌声がたくさん聞けるのも嬉しい。
麿さんの秀吉の迫力と説得力は凄いし。
それから粟根さんの立ち回りに惚れた。やっぱりすごい人だよね。
高田さん、橋本さん、右近さん、前田さんなどなどは、もう安定の(笑)
前田さんの殺陣は見惚れるなあ。

蒼井優ちゃんはとにかく可愛い。あんなに小柄なんだ。ちょっと意外。
三浦君は、眼福。スタイル完璧、王子様。立ち回りも綺麗。

見たいものを全部見せてくれる、新感線のエンターテインメント力には毎回感嘆します。
今日もおなか一杯、満腹でした!
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