ちぎちゃんが宝塚からいなくなってしまったら、私はどうしたらいいんだろう。
と、トップ就任時からずっと思っていた。
ちぎちゃんのことは、ずっと見てきた。
さすがに初舞台の頃はヅカファンじゃなかったので見ていないけれど、
初めて認識したのは2006年…研6の時だ。
「Never Say Goodbye」のタリック。
「維新回天・竜馬伝!」の沖田総司。
今でも印象が強いのは、タニウメ時代の宙組で、最初に思い出すのはその頃のちぎちゃん。
「A/L」のドニス。
「バレンシアの熱い花」の代役ドンファン。
そして、「宙FANTASISTA!」のチギーチュ。
でもタニちゃんのサヨナラ公演の時には、雪組に組替えになってしまっていて。
「RIO DE BRAVO!!」で再会できたときの嬉しさは今でも覚えている。
そして、年数を重ねるほど、ちぎちゃんを見て「思い出す『大好きだった人』」が増えていった。
たかこさん、お花様、かしちゃん、るいるい、大和くん、ウメちゃん、水さん、みなこちゃん。
しみこちゃん、七帆君、たっちん、アリスちゃん、まさみさん、ゆみこさん、さゆちゃん。
そして桂ちゃん、美海ちゃん、まっつさん、えりたん、あゆちゃん。
トップになってくれた時には本当に嬉しかった。
「よろしく頼む、チギーチュ!!」という「FANTASISTA!!」のあの一言を、
ずっと用意して待っていた。
心から祝福しながら、「ちぎちゃんが退団してしまう未来」が明確に見えて、
怯えも生まれた。
ちぎちゃんが卒業してしまったら、私は誰を見てちぎちゃんを思い出したらいいんだろう。
けれどトップに就任したちぎちゃんは素晴らしく、
そんな怯えを忘れさせるほど「早霧せいな」としての魅力が確立され、
幸せな時間をたくさんくれた。
そのちぎちゃんが、とうとう卒業する。
ベストカップル!なゆうみちゃんも。
がおり君も。あんりちゃんも。
そしてそして、「あの頃の宙組」の記憶を共有する大ちゃんも。
【幕末太陽傳】
それにしても、雪組の和物率、てゆーか幕末率高すぎませんか!?
と演目発表時に思ったし、見ている時にも何度も思った。
特に桂ちゃんのサヨナラ以降。3作に1作ぐらいのペースで和物やん。
ゆえに色々記憶が蘇って蘇って。
「竜馬伝!」の沖田、「JIN」の竜馬、(タカスペだけだけど)「星影」の沖田、
「るろ剣」剣心、「若き日」「慶次」「星逢」……
(そこに「竜馬も好き~」と絡んでいた大ちゃんの記憶が重なる…)
さて、原作は見ておりませんが、その更に元ネタになる落語は、
かつてドラマ『タイガー&ドラゴン』で見たな…という程度の予備知識。
あと、高杉晋作らの英国公使館焼打ち事件は、これもドラマ『竜馬におまかせ!』で見たな…
(「焼玉を食べてしまう」の元ネタは『幕末太陽傳』だったのですね、と今頃知る。)
めっちゃ面白かった。映画も見たくなった。
途中で、「難しい話やってるな~」と思ったのですよ。
史実と、落語×複数と、オリジナル設定とが重層的に混じり合う。
観客にテンポ良く解説しながら、ストーリーを進行していく。
それをミュージカルでダンス付でやる! 和物なのに!!
ここは、小柳先生&雪組さんさすが!!ですね。
フットルースにShall we ダンス?にルパン三世。積み上げてきたもの。
「よくできてるな~」と感嘆することしきり。
その上で、退団作品としてのツボを押さえてくれている。
コメディなのに、漂う死の匂い。喪失の予感。
それを弥が上にも高める、中詰(だよね!?)の祭シーン。失われる前提で、「永遠」を願う。
とどめをさしてくれる、ちぎちゃんとだいもんのやり取り。
ゆうみちゃんも加えて3人で歌われる主題歌「朝陽の向こう」。
「ここで泣いていいよ」と誘導してくれる。
でも決して悲しい涙じゃない。この辺り上手いよね。
ちぎちゃんの最後の作品が、これで良かったと思った。
この役で。
ちぎちゃんはクールな美形さんなので、シリアスな役も来がちだし、できるんだけど、
ちぎちゃんの真骨頂は「JIN」の竜馬とかルパン三世みたいな、
「地に足着いた軽妙さ」だったんだなあと思う。
明るくて優しくて、世話を焼いて、冗談言って、でも本人には陰翳がある。
豪快なのに繊細。
まさにちぎちゃん。
ゆうみちゃんを翻弄して、だいもんをからかって、
今までの色んなちぎちゃんと二重写しになりつつ、この左平次はここにしかいない。
ゆうみちゃんも、宝塚娘役として難しい役を完全に自分のものにしていて。
だいもんの色気がすごくて。
咲ちゃんも包容力ある男役になっていて、大ちゃんは大ちゃんで(笑)
翔ちゃんもかわいかったな~。
あんりちゃんが良い感じの花魁(品川だから違うのか)で、「JIN」からの成長を感じた。
終わってしまうのが勿体なくて勿体なくて。
永遠にこの世界に浸っていたい。
アメリカに旅立つ2人を追いかけたい。
【Dramatic "S"!】
定番、の中村B先生。
これも色んな記憶が二重写しになるのに浸りつつ
(ざっと…「ダンシング・フォー・ユー」「Shining Rhythm!」「My Dream TAKARAZUKA」)
だーだー泣きながら見てました。
ザッツ雪組!な端正な黒燕尾も、めっちゃ凝った初舞台生ラインダンスも楽しかった。
あんりちゃん銀橋!とか、大ちゃんセンター!とか、がおちゃんソロ!とか、
見逃さないように目を凝らしていたのですが、
終盤にしっかり「惜別」シーンがあって、あざといなあと思いながら大泣きした。
がおりさん大好き、あんりちゃん大好き、そして大ちゃん大好き。
あの美貌と超絶スタイルを、未だに持て余しているような(苦笑)
そんな大ちゃんが愛しくて仕方ない。
大ちゃんのルックスにがおりさんの実力あったらトップになれたかなあとか
全方位に失礼なことを考えつつ、
それでも「大ちゃんだから」「がおりさんだから」好きだった。
「これからの雪組」を担う人たちも愛しくて。
だいもん、本当に本当によろしくお願いします。
まあやちゃん歌マジで上手い! だいもんとのぶつかり合いが楽しみ!
咲ちゃん上手くなった、本当に上手くなった、銀橋でお客さん釣る姿に胸が熱くなった(親心)。
翔ちゃん、宝塚にいてね、雪組にいてね。
ひとこちゃん、雪組でトップになってね、どこにも行かないでね。
縣くんステキだ。これからが楽しみ。
そして、ちぎみゆ。
白衣装のデュエットダンスが至福だった。
(こういうツボを外さないからB先生好きだよ。)
素晴らしいコンビだった。この2人が組んでくれて良かった。
良いサヨナラ公演でした。
卒業していく人たちも残ってくれる人たちもファンの人たちも、
皆幸せでありますように。
大好きだったよ、ちぎちゃん。
と、トップ就任時からずっと思っていた。
ちぎちゃんのことは、ずっと見てきた。
さすがに初舞台の頃はヅカファンじゃなかったので見ていないけれど、
初めて認識したのは2006年…研6の時だ。
「Never Say Goodbye」のタリック。
「維新回天・竜馬伝!」の沖田総司。
今でも印象が強いのは、タニウメ時代の宙組で、最初に思い出すのはその頃のちぎちゃん。
「A/L」のドニス。
「バレンシアの熱い花」の代役ドンファン。
そして、「宙FANTASISTA!」のチギーチュ。
でもタニちゃんのサヨナラ公演の時には、雪組に組替えになってしまっていて。
「RIO DE BRAVO!!」で再会できたときの嬉しさは今でも覚えている。
そして、年数を重ねるほど、ちぎちゃんを見て「思い出す『大好きだった人』」が増えていった。
たかこさん、お花様、かしちゃん、るいるい、大和くん、ウメちゃん、水さん、みなこちゃん。
しみこちゃん、七帆君、たっちん、アリスちゃん、まさみさん、ゆみこさん、さゆちゃん。
そして桂ちゃん、美海ちゃん、まっつさん、えりたん、あゆちゃん。
トップになってくれた時には本当に嬉しかった。
「よろしく頼む、チギーチュ!!」という「FANTASISTA!!」のあの一言を、
ずっと用意して待っていた。
心から祝福しながら、「ちぎちゃんが退団してしまう未来」が明確に見えて、
怯えも生まれた。
ちぎちゃんが卒業してしまったら、私は誰を見てちぎちゃんを思い出したらいいんだろう。
けれどトップに就任したちぎちゃんは素晴らしく、
そんな怯えを忘れさせるほど「早霧せいな」としての魅力が確立され、
幸せな時間をたくさんくれた。
そのちぎちゃんが、とうとう卒業する。
ベストカップル!なゆうみちゃんも。
がおり君も。あんりちゃんも。
そしてそして、「あの頃の宙組」の記憶を共有する大ちゃんも。
【幕末太陽傳】
それにしても、雪組の和物率、てゆーか幕末率高すぎませんか!?
と演目発表時に思ったし、見ている時にも何度も思った。
特に桂ちゃんのサヨナラ以降。3作に1作ぐらいのペースで和物やん。
ゆえに色々記憶が蘇って蘇って。
「竜馬伝!」の沖田、「JIN」の竜馬、(タカスペだけだけど)「星影」の沖田、
「るろ剣」剣心、「若き日」「慶次」「星逢」……
(そこに「竜馬も好き~」と絡んでいた大ちゃんの記憶が重なる…)
さて、原作は見ておりませんが、その更に元ネタになる落語は、
かつてドラマ『タイガー&ドラゴン』で見たな…という程度の予備知識。
あと、高杉晋作らの英国公使館焼打ち事件は、これもドラマ『竜馬におまかせ!』で見たな…
(「焼玉を食べてしまう」の元ネタは『幕末太陽傳』だったのですね、と今頃知る。)
めっちゃ面白かった。映画も見たくなった。
途中で、「難しい話やってるな~」と思ったのですよ。
史実と、落語×複数と、オリジナル設定とが重層的に混じり合う。
観客にテンポ良く解説しながら、ストーリーを進行していく。
それをミュージカルでダンス付でやる! 和物なのに!!
ここは、小柳先生&雪組さんさすが!!ですね。
フットルースにShall we ダンス?にルパン三世。積み上げてきたもの。
「よくできてるな~」と感嘆することしきり。
その上で、退団作品としてのツボを押さえてくれている。
コメディなのに、漂う死の匂い。喪失の予感。
それを弥が上にも高める、中詰(だよね!?)の祭シーン。失われる前提で、「永遠」を願う。
とどめをさしてくれる、ちぎちゃんとだいもんのやり取り。
ゆうみちゃんも加えて3人で歌われる主題歌「朝陽の向こう」。
「ここで泣いていいよ」と誘導してくれる。
でも決して悲しい涙じゃない。この辺り上手いよね。
ちぎちゃんの最後の作品が、これで良かったと思った。
この役で。
ちぎちゃんはクールな美形さんなので、シリアスな役も来がちだし、できるんだけど、
ちぎちゃんの真骨頂は「JIN」の竜馬とかルパン三世みたいな、
「地に足着いた軽妙さ」だったんだなあと思う。
明るくて優しくて、世話を焼いて、冗談言って、でも本人には陰翳がある。
豪快なのに繊細。
まさにちぎちゃん。
ゆうみちゃんを翻弄して、だいもんをからかって、
今までの色んなちぎちゃんと二重写しになりつつ、この左平次はここにしかいない。
ゆうみちゃんも、宝塚娘役として難しい役を完全に自分のものにしていて。
だいもんの色気がすごくて。
咲ちゃんも包容力ある男役になっていて、大ちゃんは大ちゃんで(笑)
翔ちゃんもかわいかったな~。
あんりちゃんが良い感じの花魁(品川だから違うのか)で、「JIN」からの成長を感じた。
終わってしまうのが勿体なくて勿体なくて。
永遠にこの世界に浸っていたい。
アメリカに旅立つ2人を追いかけたい。
【Dramatic "S"!】
定番、の中村B先生。
これも色んな記憶が二重写しになるのに浸りつつ
(ざっと…「ダンシング・フォー・ユー」「Shining Rhythm!」「My Dream TAKARAZUKA」)
だーだー泣きながら見てました。
ザッツ雪組!な端正な黒燕尾も、めっちゃ凝った初舞台生ラインダンスも楽しかった。
あんりちゃん銀橋!とか、大ちゃんセンター!とか、がおちゃんソロ!とか、
見逃さないように目を凝らしていたのですが、
終盤にしっかり「惜別」シーンがあって、あざといなあと思いながら大泣きした。
がおりさん大好き、あんりちゃん大好き、そして大ちゃん大好き。
あの美貌と超絶スタイルを、未だに持て余しているような(苦笑)
そんな大ちゃんが愛しくて仕方ない。
大ちゃんのルックスにがおりさんの実力あったらトップになれたかなあとか
全方位に失礼なことを考えつつ、
それでも「大ちゃんだから」「がおりさんだから」好きだった。
「これからの雪組」を担う人たちも愛しくて。
だいもん、本当に本当によろしくお願いします。
まあやちゃん歌マジで上手い! だいもんとのぶつかり合いが楽しみ!
咲ちゃん上手くなった、本当に上手くなった、銀橋でお客さん釣る姿に胸が熱くなった(親心)。
翔ちゃん、宝塚にいてね、雪組にいてね。
ひとこちゃん、雪組でトップになってね、どこにも行かないでね。
縣くんステキだ。これからが楽しみ。
そして、ちぎみゆ。
白衣装のデュエットダンスが至福だった。
(こういうツボを外さないからB先生好きだよ。)
素晴らしいコンビだった。この2人が組んでくれて良かった。
良いサヨナラ公演でした。
卒業していく人たちも残ってくれる人たちもファンの人たちも、
皆幸せでありますように。
大好きだったよ、ちぎちゃん。
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