空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

タカラヅカスペシャル2015中継

2015-12-20 20:48:15 | ゲキシネ、舞台中継
今年も映画館中継見に行けましたー。
チケット発売出遅れて、やや遠方の映画館になりましたが。

痛恨は、プログラムが完売で買えなかったこと。
故に、記憶が飛んでいるところが補完できない…

感想は今年も自分用です(笑)

「New Century, Next Dream」と銘打たれた今回。
始まるまで、スクリーンでは月組のあーさ君やありちゃんが主題歌の振付を教えてくれてます。
一緒に踊れた会場の人たちが羨ましい。

花組さんが東京公演なので出演できず、
轟さんを中心に、まさき君、ちぎちゃん、みっちゃん、まぁ君という布陣。
二番手陣は、ベニさん、だいもん、真風、たまきち。もう堂々の二番手なのね。

みっちゃんは「星組生として初心者」とのことで若葉マークを付けて登場w
ちぎちゃんのボケへのツッコミがいまいちかみ合わず、ちぎちゃんは「ダブルボケです」と苦笑い。
この2人は宙組で一緒だった…って、もう遙か昔なのですね。

みっちゃんがコント準備のためにはけてから、
ちぎちゃんは同期まさき氏に「退団発表しちゃって寂しい」と話を振るのですが、
関西弁全開のまさき氏に「絶対嘘ww」とかわされて、微妙に空回り。
いや、ちぎちゃんのこの熱さが、愛おしいのですよ。

星組コントは『大海賊の博徒たち』
ベースはガイズ&ドールズですが、「博徒たち」なので、着流し姿。
いりす氏も「花札やろうぜ!」だしw
みっちゃんは、あれは次郎吉さんじゃありませんの? 星組公演じゃなかったけどいいの?
琴ちゃんは男役に戻って、それでもベニさんにラブラブアピール。
風ちゃんはドレスの少女で、「来年は申年」ゆえにずっとサル……でもかわいい。
何というか…この体制になったときに思っていたとおり(爆)
ツッコミ不在で暴走を止める人がいない(爆)(爆)
……と、思っていたのですが、結果的には、
みっちゃん1人だけ、二枚目路線を崩さないままコントをやりきったのよね…
まさかの展開でしたが。
皆で歌うのは「野郎どもと女たち」。

宙組は『王家に捧ぐ校歌』…っておい(笑)
名札を付けて制服を着て、学園コメディ。
ラクダで暴走、日干し煉瓦でケンカ、ラブレターはヒエログリフ。嫌いじゃないです。
みりおんは関西弁でボケなければならない縛りがあるのだろうか。(去年も)
せーこちゃんがさすが。
ピラミッド建設にいそしむ真風率いるエチオピアトリオがそれでもカッコいい。
まぁ様はメガネをかけてヘタレキャラ。「アイーダの決心」が何故かラダメスの曲に。
わりととっちらかった感じではありましたが、あくまで「王家」でまとめたので
何とかなった感じ。
曲は「美人選び」(フィナーレバージョン)。

タカラヅカ曲メドレーコーナーは、
10年以上ファンやってると、「懐かしい」曲が増えるんだなあ、というのが感想。
「夢」をテーマにまとめてあったので、歌詞や曲名に「夢」が入ってる曲が多かったです。
と言いつつ、最初が「ラブ・シンフォニー」だったのは覚えてるんですが、
その他の曲は1幕で聞いたのか2幕で聞いたのかはかなり記憶が曖昧。
(※1幕は「愛」がテーマだったそうです。
確かに、『暁のローマ』の「愛している」とかあったもんね!)
「Amour それは…」の主題歌はあまりの懐かしさに泣いちゃったし、
だいもんが歌ってくれた「TAKARAZUKA夢眩」もなかなか来た。
「愛の賛歌」(※『あさきゆめみし』の曲のほう)とか「TAKARAZUKA舞夢」とか
「La Esperanza」とか、オサ様ゆかりの曲は、CDをかつて聞きまくったおかげでなかなかの感慨。
TL見るまでパラプリ(byたまきち)に気づけなかったのはかなり悔しい。
真風の「愛した日々に偽りはない」も感慨深かったし、
まぁ君の「夢と孤独の果てに」の曲(これは2幕だったはず)も良かったなぁ。

1幕の出色はコンビ相手役チェンジのコーナー。
今年はデュエット曲をじっくり聞かせてくれる構成で、4組とも素晴らしかった!!
選曲の段階で「何て私得…!!」だったし。

最初がみっちゃん&みゆちゃんで「あなたこそ我が家」(『スカーレット・ピンパーネル』)
みち風は絶対にスカピン合うと思うんだけど、前にも星組でやったから、あんまり再演は希望しない。
だからこそ、ここでみっちゃんパーシーが聞けて良かった。

次にまぁ君&ちゃぴで「私が踊る時」(『エリザベート』)
これね、先月に月組さんを見た時に
「タカスペでいいから、まさちゃぴで見てみたい曲」って思ってたんですよ。
半分だけ実現。
(まさちゃぴはエリザ合うと思うけど前にも月組でやったから以下略)
来年のまぁ様トートが楽しみになったし、ちゃぴのシシィが素晴らしかった!

ちぎちゃん&風ちゃんは「全ては君のために」(『Never Say Goodbye』)
…これはもう、曲が好きすぎて。
で、ちぎちゃんはネバセイ出てたよね、という記憶も蘇って。(新公主演だったっけ?)
浸ってました。うっとりと。

トリはまさき君&みりおんの「Home」(『ファントム』)
歌ウマのエリック&クリス…!!(みりおんは新公クリスですよね)
ああ、まさき君のファントムも見てみたかったなあ…ていうか月組でできたよなあ…
と思ってしまうぐらいの美声でした。

いや、まさき君の退団オーラがスクリーン越しでもすごくて、
そしてつくづく「歌上手いよなあ…」とうっとり。
元々うまい人だけど、トップになって歌い続けると更にうまくなるんだよね。

ここ、とっても良かったけど、
「コンビのシャッフルしなくても行けたんじゃ…?」とちょっと思ってしまったのは内緒。
その場合、まぁ君はエリザじゃないだろうけど。

締めは、今年亡くなった作曲家・入江先生の追悼コーナー。
「ハロー!タカラヅカ」が歌われたショーのタイトルが『エキスポ'70』ってのが、時代だなあ…
インストゥルメンタルの「ふるさとは緑なり」@風共も好きな曲。


2幕はコント3本。

雪組は…タイトル忘れた。
星逢一夜がベース。でもちぎちゃんはやつれたサラリーマン。(ていうかちょっとやせすぎ)
メガネで七三の情けないおっちゃんのまま、最後までやりきりました…
それでいいのか早霧せいな(泣)
だいもんはアル・カポネだったので、源太よりカッコいい(笑)
そして一人ぶっちぎりでシリアス芝居のみゆちゃん。
ルパン三世はせし子さんの不二子ちゃんのみ。
冒頭の挨拶で、全ツから帰ってきたばかりでお稽古期間が1週間しかなかったとか
言うてはりましたが、全員の気合いの入り方、半端なかったですよ。
曲は「ラ・エスメラルダ」の主題歌。

月組は、「2015-竜宮城の恋人たち-」
これのみ、事前情報があったので覚悟していましたが、
それでも凄い破壊力でした、まさお君の亀@『DRAGON NIGHT』。
…かわいすぎる(デレデレ)
ありちゃんがハンス・アクセル・フォン・浦島で、ちゃぴちゃんがオトヒメット。
この2人の不倫(なのかな?)が問題化し、竜宮城に吹き荒れる革命の嵐!!
たまきちがイルカ、かちゃがサバ(「サバーラン」)、オランプはダブルで登場。
ここで初めて「まさお君は退団を控えている」話題が出るのですが
「これが集大成になってしまったらどうするんだ!!」というのがツボでした。
うん、龍真咲の集大成。竜宮城のカメ。
極めつけはみやるり。アルトワ伯のメイクで、役名は「もうひとりのカメ」。
「♪私は~カメと同じだ~」うん、カメと神って似てるよね。
そこまで頑張っておいて、まさお君にいじられ倒すみやるり氏。…好きです。
皆で歌う曲は「GOLDEN JAZZ」。

ここで終わりかと思いきや、専科コーナーまであった!!
盲目になったオイディプス王が琵琶法師をやってる、という、笑っていいのかどうかわからない…
いや、轟様は美しかったんですよ、琵琶法師。
「90分間ぶっ通しで頑張った『オイディプス王』を、50秒で要約してしまった」
…というのは、専科コーナーが3分しかないから、とのこと。
そこに現れる水戸黄門ご一行。みつる君がご老公、マギーとコマ君が助さん格さん。
ここから「ベルばら」「風共」と要約合戦。そう言えば全員風共出てるな…アシュレ2人いるけど。
オチに使われてた『恋のチェッカーフラッグ』は、今回演出の石田先生のデビュー作らしいです。
(TL情報)

お楽しみの、客席も踊りながら主題歌を歌うコーナー。
会場のお客さんいいな~。(2回目)
3階までジェンヌさんが来てくれる。
この主題歌は吉田優子先生の新曲で、「お客様に覚えて帰っていただける曲」をモットーに
作っていただいたとのこと。
うん、シンプルですぐ覚えられる。
これぞお祭!の楽しい一時。

トップ娘役4人での「ドリームガールズ」もめっちゃかわいかった。

最後の歌は、ファンからのリクエストに基づく選曲。

このトップバッター、みっちゃんが歌ったのが『オーシャンズ11』の「JUMP!」で、
…これは駄目です、泣きます……
みっちゃんのラスティ。蘭寿さん率いる花組メンバーのオーシャンズ。
まゆさんがいて、蘭ちゃんがいて、みーちゃんがいて、みつる君やだいもんが花組にいて…
つい先日のことのようで、もうあまりにも遠い。
でも、幸せな記憶は消えないし、みっちゃんはここで歌ってくれる。
「おまえは飛べる!」と。

まぁ君は「世界に求む」。
ちぎちゃんは「ルパン3世のテーマ」(だからコントではルパン成分控えめだったのかな?)
今年がっつりやった作品だけに、聞き応えがあった。

まさき君。
『モーツァルト!』の「僕こそ音楽(ミュージック)」。
コンサートで歌ったのかな? 聞くのが初めてなので嬉しかった。
歌詞の一つ一つが胸に迫ってきて、……ここまで雄弁に歌える人になったのだと、実感した。

轟さんの「愛の讃歌」(越路吹雪さんの方)も聞かせた。

最後はお約束の「フォーエバー・タカラヅカ」と、アンコールの「すみれの花咲く頃」。


出会いと別れの記憶の蓄積の上に、今がある。
それを実感しつつ、それでも来たるべき別れを惜しむ。
良いヅカ納めでした。

帰宅後、頭を離れないのは「Amourそれは…」だけどね(爆)

♪アムール アムール 愛される幸せ アムール アムール 愛する幸せ…
(アップテンポバージョンが好き)

コメントを投稿