ベルばら、恐るべし。
新年、観劇初めです。それにしても、チケットが取れない……
いや、予定が立たなくてぐずぐずしていた自分が悪いんですが、
私が自分でチケット取って見るようになってから、
宝塚大劇場で「完売」になったのは初めてです。
その後もちょっと戻ってきたりはしているけれど、それもすぐに売れてしまう。
ということで、初めて、立ち見で見ました。
しかも2列目(手すり前は確保できず)。
客層も明らかに普段と違う。宝塚が珍しそうな人が多い。
いやー、ベルばら、なめてました。ごめんなさい。
確かに、私も最初に見に行ったのは「ベルばら、やるから」だったもんなー。
タガが外れたのもベルばらあたりからだったよなー。
凄いわ、「ベルサイユのばら」知名度。
今日の配役は龍オスカル、明日海アンドレの、ポスターバージョン。
オスカル:龍真咲
アンドレ:明日海りお
ロザリー:愛希れいか
アラン:星条海斗
ベルナール:美弥るりか
ジェローデル:珠城りょう
外伝シリーズを結局1個も見てないので(大劇場のアンドレ編は録画したが途中挫折)
私にとっても7年ぶりのベルばらになります。
7年前と言うと…星組のフェルマリ編(略すな)と、雪組のオスカル編。
……あの雪ばらは、もはや悪夢の域だったと思うのですよ。
コムカル、かしドレ、水アランと、ビジュアル最強だったのに。
アンドレの妄想内で空飛ぶペガサス(しかも作りがいろいろチープ)
夫を裏切ってオスカルに夜這いをかけるロザリー(しかもそれが「今宵一夜」直前)、
フェルゼンへの叶わぬ想いを日記に綴るオスカルとそれを盗み読んで吹聴するル・ルー……
宝塚版「ベルばら」にそもそものツッコミ所は多々あれど、
それを更に増幅してしまったような作品でした(遠い目)
…というトラウマwがあるもので(大袈裟)
演出の鈴木先生には期待しつつも、やっぱりいろいろ不安だったわけです。
……1幕終了時。
「良かったんじゃない?」(上から目線)
もちろん「ごらんなさい」から始まるし、やっぱり歌舞伎調だし、
でもその辺はそういうもんというか古典というかで許容範囲だし、
「女のくせに」連呼だけど一応原作にある範疇かなという感じだし、
それよりもパリでの民衆での生活とか衛兵隊の心を掴む過程とか(子守唄じゃない!)
新場面(宮廷でのブイエ将軍とのやり取りとか貴族たちとオスカルとの温度差とか)も、
オスカルの葛藤がよりわかりやすくなるように工夫されていた。
大人数の場面で迫力もあったし。
まあ、その分、オスカルをめぐる人間関係が怒涛の説明セリフになっていたけど。
(原作も過去作も知らない人にはわからないんじゃないかと。)
さまざまな後発作品、それこそ「エリザベート」とか「スカーレット・ピンパーネル」とかの
影響は感じられたけど、それなりに「ベルばら」風味になっていたのがまた面白かった。
改変は鈴木先生だよね?
「イケメン」とか「オタク」とか、多分正しい意味で使えていたし(植田先生を何だと)。
で、2幕は……
外せない「名場面」が多いせいかなあ、こっちはいつも通り。
あ、でも、今宵一夜の前に訪ねてくるロザリーが、夜這いじゃなくなってた!
事前にベルナールとのやり取りを入れることで、「不倫」もクリア、
オスカルに「愛してます」とか言わないし(06年版は一体何だったんだ…)
「パリに来ないで」の理由もそれなりに筋が通ってたし
(しかしあそこのセリフはもうちょっと推敲したいよ~~)
結構脚本化が「頑張った」形跡がある。
やっぱり駄目なのは、アンドレ最期の場面にジェローデルがいることかなあ……
(その前の、オスカルへの平手打ち&説教が、超・不快)
あと、あんな扱いならフェルゼンいらない。ただの嫌な奴。(でも今までよりもちょっとマシ)
あ、話題のガラスの馬車は、楽しかったですよ~「お祭」感があって。
美術さんの腕も、絶対、7年前より上がってる!
結局、バスティーユでは涙する、パブロフの犬なわたくし。
まさき君のオスカルは、美しくて凛々しくて、
衛兵隊とか相手にしてるときはすごくカッコいいんだけど……
私、まさき君の女役、駄目かもしれない……(爆)
そう言えば、博多座ミーマイのジャッキーもオカマだったよねえ(笑)
いや、あの役はオカマが正解なんだけど。
むしろまさき君は、アンドレで、一歩間違えば病的なまでの献身愛が見たいです。
みりお君のアンドレは、かわいくて健気で、こんな風に愛されてみたい~っていう
ドリーム満載でした。でも、かわいすぎかな……みりお君はオスカルが見たいです。
マギーのアランがカッコ良すぎ。
みやるりのベルナールも端正で良かった。
ちゃぴロザリー、油断するとベルナールより背が高いんだけど(爆)かわいかった~
そして、組長ブイエ将軍が色男すぎます。特に宮廷シーン!!
パレードのエトワールは、これでラストの副組長あーちゃん。
ジャルジェ夫人もかわいらしくて素敵でした。
何のかんの言っても、パワーのある作品。
役替わりでもう一回見たいです。
新年、観劇初めです。それにしても、チケットが取れない……
いや、予定が立たなくてぐずぐずしていた自分が悪いんですが、
私が自分でチケット取って見るようになってから、
宝塚大劇場で「完売」になったのは初めてです。
その後もちょっと戻ってきたりはしているけれど、それもすぐに売れてしまう。
ということで、初めて、立ち見で見ました。
しかも2列目(手すり前は確保できず)。
客層も明らかに普段と違う。宝塚が珍しそうな人が多い。
いやー、ベルばら、なめてました。ごめんなさい。
確かに、私も最初に見に行ったのは「ベルばら、やるから」だったもんなー。
タガが外れたのもベルばらあたりからだったよなー。
凄いわ、「ベルサイユのばら」知名度。
今日の配役は龍オスカル、明日海アンドレの、ポスターバージョン。
オスカル:龍真咲
アンドレ:明日海りお
ロザリー:愛希れいか
アラン:星条海斗
ベルナール:美弥るりか
ジェローデル:珠城りょう
外伝シリーズを結局1個も見てないので(大劇場のアンドレ編は録画したが途中挫折)
私にとっても7年ぶりのベルばらになります。
7年前と言うと…星組のフェルマリ編(略すな)と、雪組のオスカル編。
……あの雪ばらは、もはや悪夢の域だったと思うのですよ。
コムカル、かしドレ、水アランと、ビジュアル最強だったのに。
アンドレの妄想内で空飛ぶペガサス(しかも作りがいろいろチープ)
夫を裏切ってオスカルに夜這いをかけるロザリー(しかもそれが「今宵一夜」直前)、
フェルゼンへの叶わぬ想いを日記に綴るオスカルとそれを盗み読んで吹聴するル・ルー……
宝塚版「ベルばら」にそもそものツッコミ所は多々あれど、
それを更に増幅してしまったような作品でした(遠い目)
…というトラウマwがあるもので(大袈裟)
演出の鈴木先生には期待しつつも、やっぱりいろいろ不安だったわけです。
……1幕終了時。
「良かったんじゃない?」(上から目線)
もちろん「ごらんなさい」から始まるし、やっぱり歌舞伎調だし、
でもその辺はそういうもんというか古典というかで許容範囲だし、
「女のくせに」連呼だけど一応原作にある範疇かなという感じだし、
それよりもパリでの民衆での生活とか衛兵隊の心を掴む過程とか(子守唄じゃない!)
新場面(宮廷でのブイエ将軍とのやり取りとか貴族たちとオスカルとの温度差とか)も、
オスカルの葛藤がよりわかりやすくなるように工夫されていた。
大人数の場面で迫力もあったし。
まあ、その分、オスカルをめぐる人間関係が怒涛の説明セリフになっていたけど。
(原作も過去作も知らない人にはわからないんじゃないかと。)
さまざまな後発作品、それこそ「エリザベート」とか「スカーレット・ピンパーネル」とかの
影響は感じられたけど、それなりに「ベルばら」風味になっていたのがまた面白かった。
改変は鈴木先生だよね?
「イケメン」とか「オタク」とか、多分正しい意味で使えていたし(植田先生を何だと)。
で、2幕は……
外せない「名場面」が多いせいかなあ、こっちはいつも通り。
あ、でも、今宵一夜の前に訪ねてくるロザリーが、夜這いじゃなくなってた!
事前にベルナールとのやり取りを入れることで、「不倫」もクリア、
オスカルに「愛してます」とか言わないし(06年版は一体何だったんだ…)
「パリに来ないで」の理由もそれなりに筋が通ってたし
(しかしあそこのセリフはもうちょっと推敲したいよ~~)
結構脚本化が「頑張った」形跡がある。
やっぱり駄目なのは、アンドレ最期の場面にジェローデルがいることかなあ……
(その前の、オスカルへの平手打ち&説教が、超・不快)
あと、あんな扱いならフェルゼンいらない。ただの嫌な奴。(でも今までよりもちょっとマシ)
あ、話題のガラスの馬車は、楽しかったですよ~「お祭」感があって。
美術さんの腕も、絶対、7年前より上がってる!
結局、バスティーユでは涙する、パブロフの犬なわたくし。
まさき君のオスカルは、美しくて凛々しくて、
衛兵隊とか相手にしてるときはすごくカッコいいんだけど……
私、まさき君の女役、駄目かもしれない……(爆)
そう言えば、博多座ミーマイのジャッキーもオカマだったよねえ(笑)
いや、あの役はオカマが正解なんだけど。
むしろまさき君は、アンドレで、一歩間違えば病的なまでの献身愛が見たいです。
みりお君のアンドレは、かわいくて健気で、こんな風に愛されてみたい~っていう
ドリーム満載でした。でも、かわいすぎかな……みりお君はオスカルが見たいです。
マギーのアランがカッコ良すぎ。
みやるりのベルナールも端正で良かった。
ちゃぴロザリー、油断するとベルナールより背が高いんだけど(爆)かわいかった~
そして、組長ブイエ将軍が色男すぎます。特に宮廷シーン!!
パレードのエトワールは、これでラストの副組長あーちゃん。
ジャルジェ夫人もかわいらしくて素敵でした。
何のかんの言っても、パワーのある作品。
役替わりでもう一回見たいです。
感動とツッコミどころ…まさにその通りでしたね!
かなめさんのオスカルは、NHKの放送で見ただけで、
生でご覧になったの羨ましいです。
今後ともよろしくお願いします。